- Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051164
作品紹介・あらすじ
行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課-実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。
感想・レビュー・書評
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再読本です。新設された警視庁失踪人捜査課に配属された高城警部。シリーズ物です。前回は順不同で読み始めたのですが、今回は順を追って読むことにしました。捜査の進行とともに、刑事として徐々に再生していく姿に心を動かされます。タイトルの「蝕罪」と、贖罪のそれぞれの意味を確認し改めて強く納得。
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比較的テンポの良く、どんどん事件の闇の深さが増してくる展開は、読み手を飽きさせずに引き付けてくれる。
途中余りにも強引じゃないかなという設定のエピソードもあるが、まあ許容範囲かなと。 -
著者のシリーズでは、初期の部類だが初読み。
過去を抱えた酔いどれ主人公が、失踪者を探す話は、ハードボイルドの定番であり、たいがいは私立探偵が単独行動するパターン。
しかし、この作品では主人公は警察官であり、主にチームで事件処理にあたる。
主人公の属する失踪課の班員の個性も興味深く、今後それぞれが活躍しそうで、このシリーズ続けて読みたくなった。 -
やっぱりこの方の文章は読みやすいです。
このシリーズが始まったとき、ちょうどアメリカドラマの"Without a Trace"のシリーズを追っていたので、勝手なんですけど「失踪人捜索…かぶるなぁ」って手を出さなかったのを覚えてます。
でも日が経ってこちらも年齢重ねて読むことになってちょうど良かったと思います。
失踪課のメンツがこれからどう嚙み合っていくのか、シリーズ全体、今のところは様子見です。
あと最後の「人間は、働くように遺伝子を刷り込まれてるんだ」はちょっとわかります。 -
久し振りの刑事物。
何年か前に鳴沢シリーズにハマっていて読み漁っていました。
今回は失踪人捜査課という課にいる酒びたりの刑事を中心とした話。
鳴沢シリーズの様に色恋沙汰がある訳ではなく、もっと無骨な感じの刑事物。
突然行方不明となった一人の男性を捜査していると
ある犯罪に関わっている事がわかってくるのですが、
どんでん返しのようなものも特になく、流れ通りに話が進んでいきます。
1巻目にして既に闇が深そうな主人公だなぁと。
シリーズの持つ雰囲気は掴めたので
次の巻もサクッと読んでいきます。 -
父から借りたもの14
娘が失踪してから酒浸りになっていた高城が、失踪人の捜査を通じて刑事としての一歩を踏み出す様子が描かれている。
失踪人捜査課三方面分室に異動してきた高城と愛美。
異動早々、一緒に捜査を担当することになったこのでこぼこコンビがいいね〜。
刑事小説はやっぱり結末が気になるから、どんどん読めちゃう。
結末も裏の裏をいく感じで、面白かった!
それにしても、日本の年間失踪者が10万人もいるなんてびっくり。
うちの近くの防災無線でも、お年寄りがいなくなったって、よく放送されてるもんな… -
おもろい。オヤジ✖️ミステリー