患者力: 弱気な患者は、命を縮める (中公文庫 な 54-2)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053977

感想・レビュー・書評

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  • ある意味で当たり前のことなのに、確かにできてないことが多いと気づかされた。情報収集の方法とか実践的な内容も含まれているのが良い。

  • 心臓外科医である医師の立場からの患者さんとのやり取りから病院に任せきりにしない患者力の重要性を説いてくれている。疑問に思ったら自分なりに調べて医師に質問して、出来るだけ疑問を解消していくことは大切だと思う。でも、それを良く思わない医師も多く、書いているようなことを患者側がやると厄介な患者として追い出されやしないだろうかと心配にもなる。少し前の著作なので、現在は多少変化があるかもしれないが、患者力を付けるということはなかなか難しいことでもあるのかもしれない。

  • 患者力というのは何かというと、主体的に自分で受ける医療を決める行動力のことを言っています。
    そのために以下に挙げるように治療に対して積極的な姿勢を持つことを勧めています。
    治療をうける前に主役は治療を受ける側なのだということを自覚すること。
    インターネット、本などでしっかり自分の病気について調べること。
    わからない時は、納得のいくまで主治医にしつこく聞くこと(相手からどう思われようとかまわない。対等に交渉すること)。
    自分の中の感情を大事にすること。
    医師の腕前や人間性を判断するためには、看護師から情報を得ること。
    医師に貴方がこの病気だったらどこの病院のどの医師にかかり治療を受けるか聞くこと。
    自分の身体は自分で守るのだという姿勢、まさにこのとおりだと思います。
    http://ameblo.jp/nancli/entry-11494827325.html

  • 電子書籍で読了
    TVでも有名な南淵氏の著書。前半はなまくら医師に対する叱咤・批判、後半は、患者サイドへの戒めや指導という展開。
    雑に?患者を扱う医師への忠告から、無責任にもお任せ医療を選んだくせに結果が望ましくなったら医師を恨む無責任患者(家族)への辛口評までいろいろと書いてある。
    とても人間的に信頼できる著者のように感じた。

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著者プロフィール

1958年、奈良県生まれ。83年、奈良県立医科大学医学部卒業。
国立循環器病センター、セント・ビンセント病院(オーストラリア)、
シンガポール国立大学病院、新東京病院、大和成和病院などをへて、
2015年から昭和大学横浜北部病院循環器センター心臓血管外科教授。

「2019年 『病院で起こった不思議な出来事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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