「死霊」殺人事件: 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫 い 74-12 警視庁捜査一課・貴島柊志)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054639

感想・レビュー・書評

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  • 貴島シリーズ第3弾。今作は死体が生き返った?というゾンビテイストから始まりました。ホラー風味はありませんでしたが、謎解きは楽しめました。最初の事件から、別の事件まで過去を絡めながら盛りだくさんで読み応えありました。

  • 面白かった。そこそこ長いので読み応えもある!
    微妙にリンクしたそれぞれの犯人が異なる2つの事件を解決するのも読み応えの理由!

    千里が死んだ顔がひどい理由がイマイチ分からなかった。
    それにしても、3人が死んだ事件は一体どういうトリックなんやろと思ったら事故とは。。
    裕也が死体を動かすのもちょっとあり得ないというか。

    次回作がすごい良いらしく、それを読むためにこのシリーズは読んでるので楽しみ!!

  • 刑事・貴島柊志シリーズ第3作目。本作のタイトルと異なり前作よりも怪奇色は薄めで、本格色が強めの作品。400頁をこえる長編ですが最初から最後まで興味を削がれることなく、面白く読めました。見えない「縁」の糸、ラストに因縁を感じる。

  • 前半戦はとても惹きつけられ早く謎解きを読みたい!と思ったが、後半戦がどうにも…
    相棒の女性刑事も貴島刑事もイマイチキャラが伝わってこなかった
    最後の篠原の台詞も???ピンとこなかった

  • 20220416

  • 今邑彩さんっぽい作品。ホラーもすきだが、こうゆう作品も好き。作品を読み終える度にもう新作はでないのかと悲しい気持ちになる。

  • 謎解きが複雑でしたが、スッキリしたラストでした。

  • 長くてややこしい部分もあったけどシリーズの中では一番面白いかもしれない

  • 前の2作ほど怪奇っぽくなくて少し物足りない。けど、今までより本格寄りで楽しめた。ラストがやりきれなくていい。

  • 刑事・貴島柊志シリーズ 第3弾。

    プロローグ
    第一章 死体は夜歩く
    第二章 死者を追って
    第三章 死体が殺した
    第四章 もう一人の死者
    第五章 再び密室
    第六章 やっぱり死体が殺した
    第七章 まだ終わっていない
    第八章 死霊は囁く

    不動産会社を経営する奥沢と上山、そして奥沢の妻・千里が密室状態の邸宅から遺体で発見される。

    奥沢と上山は鈍器で撲殺されたようで、千里は泥だらけ。
    しかも奥沢は電話で「死体が生き返った」との謎の言葉を残していた。

    奥沢は愛人に妻を殺害して保険金を搾取する計画を話していた。

    奥沢達の不可解なアリバイ工作と過去の事件の女性の影がちらつく。

    果たして本当に死体が犯人なのか?


    読者がありきたりな推理をしたところを、上手く裏切ってサプライズをしかける手法。
    複雑なトリックじゃないのに、視点をずらすだけでこんなに面白くなるなんて、作者の構成の妙に感嘆しました。

    2時間ドラマでありそうな話ですが、この厚みは本でないと実感できないと思います。

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