SOSの猿 (中公文庫 い 117-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057173

感想・レビュー・書評

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  • 40じゃ不惑になれないんですね

  • 解説にもあった通り、「妙な話」だった。
    伊坂らしい面白さもあったけど、いまいち乗り切れない感じだった。
    マリアビートルみたいなのの方が好み。

  • こんな話だったっけ?なんかよく分からなかった
    マンガも読んだ方がよいのか

  • 伊坂さんの言葉で、伊坂さんの登場人物だなという感じ。よく言われている第二期の肩透かし小説らしいがまあ確かにもやっとふわっと終わるタイプにはなるのだろうか。鋭利な、結び目のような終わり方ではなくて様々な要素から重みや深さが増したものがふわふわずんずんと軽くなり、弾けることはないけれども軽く上に広がるような終わり方。

    所々に入る「伊坂さんの言葉の」ユーモアがたまらない。これこれ、とも思うし、ついくすりともしてしまう。
    前に読んだ時は間隔を開けすぎて物語をまとめられなかったが、2日で読んでもどこか曖昧模糊としている。何もかも不確定みたいだ。確かに後味はもやっとするがそれはまだ私が未熟なせいな気もする。

  • 現実と虚構が入り混じった不思議な小説。ミステリ的な伏線と回収がありつつも,メタフィグション的な自己言及も入ってきており、妙な読み味だった。エンタメ小説としての読みやすさもよかった。

  • 厚さの8割くらいまで「不思議な本だな」って思いながら読んでて、途中で読むの止めようとも思った。でも最後の伏線が繋がる感じ鮮やかだったねぇ。西遊記読もうかな

  • 2つの物語が並行して、あるところで重なり合うところは、伊坂幸太郎の面白いところで、モダンタイムスやあるキングがいまいちだったことからも、やっと伊坂幸太郎らしいやつきたー!って思ったんだけど、面白いと思ったのは最初だけかな。
    展開についていけないところあり。
    良く意味がわからないまま終わった。

  • 伊坂さん作品の中では苦手なタイプ。
    結末が絶妙にスッキリしない感じ。
    話のぶっ飛んだ感じはさすが◎

  • どこもかしこも泣いている人間ばかりではないか。みんながSOSを発信している。けれど、耳を塞ぐほかない。なぜなら私は何もできないからだ。無力感が空から降ってくるのだとしたら、私はもう全身が浸かって、溺れる寸前だ。

  • 2つの物語が孫悟空?を介して交わっていく感じが好きでした。個人的に母、人生の生き方などについて少しではあったが考えました。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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