- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122057586
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
余計な知識を遠ざけ自ら考えるという独創を貫く。文学論、エスカレーター人生、手紙のたしなみ、スポーツ論、カバーする範囲は幅広く独特の視点から論旨がまことに興味深い。忘却論に心惹かれた。時間がくれば一服。気分も晴れ晴れさせないと大きなミスにつながるからだ。加えて一息入れて気分一新すれば効率のよい仕事ができる。休むのも仕事のうち。忘れる時間、一服の時間は勉強の効率も高める。忘却は力であり飛躍のステップ台。休んでばかりの自分に明るい希望の灯をともしてくれた。
-
自分の頭で考える
・忘却は力である
・文学とは、読者と筆者の化学反応によるもの
・朝、計画を立てるべし。まず面倒なことから
・蚕のような人生。自分のためだけに生きるのはアリンコと同じ。 -
外山さんの考えがわかるエッセイ集。理屈などは別本でまとめてくれてるが、感想も含め率直に書かれていて、外山さんの為人がわかる一冊
-
知識というのは他人の考えた結果だから知識があれば思考をショートカット出来る(数学における公式のようなもの)。であるがゆえに知識を得れば得るほどに己の頭で考えるという機会がどんどんと減っていく。
ショーベンハウアーがいうところの「読書とは他人にものを考えてもらうことである」ということにつながるなぁ。 -
とやま 散歩 オリンピック 中国人