昭和史の大河を往く1 - 「靖国」という悩み (中公文庫 ほ 1-14 昭和史の大河を往く 1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057852

感想・レビュー・書評

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  • 一番の「悩み」は、本書のように事実に基づいた真面目な論考に触れず、小泉元総理のような「可視史観」、あるいはただ中韓に対する安っぽいショーヴィニズムから参拝を肯定する日本人が、大勢現れていることなんだろうなぁ……。本書で検証されている事実を踏まえた上でも、中・韓・米に対し申し訳の立つ参拝のロジックは建てられそうなものなのに、なぜ政治家たちは「個人的な問題」「他国に文句を言われることではない」とバカの一つ覚えで唱え続けるのだろうか。不思議でならない。

著者プロフィール

1939年生まれ。同志社大学卒業。ノンフィクション作家。とくに昭和期の軍事主導体制についての論考が多い。

「2022年 『時代の反逆者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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