背教者ユリアヌス(三) (中公文庫 つ 3-27)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065413

作品紹介・あらすじ

今日の決戦こそが諸君の名をローマ戦史のなかに不朽のものにするだろう――皇妹を妃とし、副帝としてガリア統治を任ぜられたユリアヌス。未熟ながら真摯な彼の姿は兵士たちの心を打ち、ついにゲルマン人の侵攻を退けるのだった。
【全四巻】〈巻末付録〉『背教者ユリアヌス』歴史紀行〈解説〉須賀しのぶ

感想・レビュー・書評

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  • ついに皇帝に反旗を翻すユリアヌス。あんな性格な彼がどうしてそんなことをすることになってしまったのかが、丁寧に書かれている。

  • 皇妹を妃とし、副帝としてガリア統治を任ぜられたユリアヌス。未熟ながら真摯な彼の姿は兵士たちの心を打ち、ゲルマン人の侵攻を退けるが……。

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著者プロフィール

作家。1925年、東京生まれ。57年から61年までフランスに留学。63年、『廻廊にて』で近代文学賞を受賞。こののち、『安土往還記』『天草の雅歌』『背教者ユリアヌス』など、歴史小説をつぎつぎと発表。95年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞を受賞。人物の心情を清明な文体で描く長編を数多く著す一方で、『ある生涯の七つの場所』『楽興の時十二章』『十二の肖像画による十二の物語』など連作短編も得意とした。1999年没。

「2014年 『DVD&BOOK 愛蔵版 花のレクイエム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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