- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122066861
作品紹介・あらすじ
世界で不動の地位を築く中国作家・余華の代表作で、中国および諸外国で今もなお読み継がれ、中国文学史に残っていくであろう名作である。張芸謀監督による映画版はカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を獲得し、その原作を読みたいという需要はいまも日本国内にある。発売以後、累計1000万部の超ベストセラー、40数カ国で翻訳出版。生と死、愛と別れ、幸福と苦痛、時間の神秘……。国共内戦や文革という激動の時代を生き抜いて。<解説>中島京子
感想・レビュー・書評
-
人間万事塞翁が馬。
いつ何時悲喜劇が起こるかは誰にもわからない。
「人間は平凡な方がいい。どうにかこうにか頑張って、命をつないでいくのだ。」
平凡な人生だったのかしら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チャン・イーモウの映画を見たい気分。
活きる|文庫|中央公論新社
https://www.chuko.co.jp/bunko/2019/01/206686.html-
パンフを確認したら、日本で公開されたのが20年ほど前でした。
活きる LE CINEMA 張芸謀:監督 28P 2002年3月23日 Bu...パンフを確認したら、日本で公開されたのが20年ほど前でした。
活きる LE CINEMA 張芸謀:監督 28P 2002年3月23日 Bunkamura
https://x.gd/hEMX9
2024/02/02
-
-
★4.0
大好きな同名映画の原作本。若かりし頃の福貴(フーグイ)が、本当にどうしようもない。そして、財産の全てを失って心を入れ替えるものの、現実はそんな彼にも容赦しない。何度も愛する人の死と向き合い、何度も悲しみの涙を流す福貴と家珍(ジアジェン)の夫婦。中でも、有慶(ヨウチン)の死があまりに理不尽で、杜撰な医療に憤りしか感じない。が、年老いた福貴に残るのは悲しみではなく、今は亡き家族の良くも悪くも愛しい思い出。“ぼく”に過去を語る彼は飄々とし、むしろ清々しさすら感じる。二転三転する当時の政策等も興味深い。 -
『生きる』は中国の作家 余華の長編小説。
それは、“死ぬこと”を描いて“生きる”ことをあらわした、シンプルで、それでいて心に残る物語。
1994年、チャン・イーモウ監督が映画化して、カンヌ映画祭で賞を取っている。
映画では主人公福貴の妻 家珍役コン・リーがとても印象的だった。
日本では黒澤明監督の映画「生きる」が有名だが、私はこちらの方が好きだ。
小説もとても良かった。 -
初余華
クソ泣けると言われてたけど泣かなかった
どんな人生でも大事に値する
あなたが生きた道は、評価ではなく感じる物なのだ
のようなメッセージ
分かってるよ -
道楽息子が農民に没落し、家族を失いながら生きていく。
羊や牛がなつく感じや、飴をいくつ買うとかのディテールが良かった。 -
めちゃくちゃ感動
涙なしには読めない。
-
泣かない人はいないと思う。
文化大革命時代、周りの人々を全て亡くし、それでも生きる人の話。 -
若い頃には放蕩三昧
働き盛りは出世を願い
年を取ったら好々爺
風霞と二喜 手をつなぎ見つめ合う二人 -
悲しみの中でも、それでも生きていくという意思