洋菓子店アルセーヌ-ケーキ作りは宝石泥棒から (中公文庫 く 23-7)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 146
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122067073

作品紹介・あらすじ

恋人の浮気&失業した陽咲は、一目惚れした洋菓店で働くことに。だが理想のケーキをつくる美形パティシエ・大空には謎があって?

感想・レビュー・書評

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  • 意外と面白かった。
    最近はこういったお菓子屋さんとか食べ物屋さんが出てくるお話が多いのですが、
    ハラハラドキドキでとても楽しめました。
    弱い者の為に悪者を成敗するねずみ小僧、ではなくイケメンケーキ職人と屈強な焼き菓子職人、そして美少女男子高校生!?
    そしてちょっと男気がある主人公陽咲。
    ちょっとこれはまだまだ続きがありそうな予感。

    いつもは口が悪いけど、いざという時に守ってくれるって女子はキュンキュンしますよね~
    って事で久しぶりにキュンキュンしました(笑)

  • またイケメンパティシェの謎解きものか…と油断していたら、泥棒してるうえに驚きの能力の持ち主だった。インパクトありすぎ。

  • ケーキ食べたい。

  • 普通にケーキ屋さんが実は怪盗…みたいなものかと思ったら、美形な上に不思議能力持ちというちょっと設定盛り気味かなぁな話だった。読みやすかったけど、店主の不思議能力はなんとなく微妙…うーん。

  • アラサーOLが、5年付き合った職場の彼氏を職場の後輩に寝取られ、洋菓子店に転職するお話。
    プロローグ初っ端から別れ話で、浮気した本人の彼氏が「5年も付き合ったのに、俺ってそんな簡単に諦められるような存在なんだな」と言っていたところが鬱すぎた。
    自分を慰めるために立ち寄った洋菓子店で、泣きながらホールケーキを食べ、しばらくしてそこに転職することを決意。
    そこにはイカつい見た目の焼き菓子担当、クールな性格で容姿端麗なケーキ担当のオーナー、見た目は可愛らしいのに中身は男の娘の高校生の、3人の従業員がいた。
    その3人には裏稼業をしている、という秘密がある。
    その裏稼業は何のためにやっているのか?どんなことをしているのか?
    ラストのシーンでは、元彼と元彼を寝取った女が洋菓子店に現れ、マウントを取ってくるが、状況を察したオーナーが主人公と付き合っているフリをし、女を返り討ちにする。
    当然、容姿端麗な彼氏をゲットした(風に見える)主人公に女が嫉妬しないわけがなく、読者としてはスッキリした。
    オーナーだけでなく、他2人の従業員も個性豊かで、とても温かい人情溢れるお話ですごく面白かった。
    恋愛要素もあり、ハラハラドキドキしながら読むことができた。
    続編も是非読みたい。

  • 軽く読めて楽しかったです。
    イケメンと甘いものって最高の組み合わせ笑

    失恋のシーンは自分が失恋したばかりとあって、ちょっとこたえました苦笑
    私もこんなイケメンとお近づきになりたーい!笑

  • 洋菓子店舞台のライトミステリー。よくあるシェフとか客の悩みを解決する的な話かと思ってたら、違うのね。結構意外な設定で面白かった。3つの話、それぞれ楽しく読めた。続編も出てるようなので、読んでみるかな?

  • パティシエであり、泥棒。
    あまり見かけない組み合わせの物語。
    ファンタジー要素もあるので、洋菓子店という舞台はあっている印象を受けました。

    登場人物が今風のぱっと見読めない名前で、何度も読み方を忘れてしまった。スマホも普通に出てくるし、流石は2019年発行の本。

    最後、主人公が傷心となった原因さんが、しっぺ返しを食らっていたので、ちょっとスッキリしました。

  • あれこれファンタジー設定が入っていますが、ほんのり恋で纏まっていて楽しく読めました。

  • 恋人の浮気発覚でボロボロの陽咲は、傷を癒してくれたケーキの美味しさに感動し洋菓子店「アルセーヌ」で働くことに。だがこの店には怪しい裏稼業が? 

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著者プロフィール

九条菜月
八月一一日生まれ。『ヴェアヴォルフ オルデンベルク探偵事務所録』にて、第二回C★NOVELS大賞特別賞を受賞し、デビュー。
主な著書に「ゆら心霊相談所」「洋菓子店アルセーヌ」「私の彼は腐ってる」シリーズがある。

「2023年 『華国神記3 終わりし神の残影に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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