神を統べる者(一)-厩戸御子倭国追放篇 (中公文庫, あ93-1)
- 中央公論新社 (2021年2月25日発売)
本棚登録 : 56人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122070264
作品紹介・あらすじ
崇仏派の蘇我馬子と排仏派の物部守屋が対立する、六世紀の倭国。天才と噂される少年・厩戸御子は仏典を読み漁っていった。仏教導入の切り札として、馬子から期待されていたのだ。ある日、守屋の邸を訪れた御子は、彼所蔵する膨大な数の経典を披露される。排仏派の守屋が一体なぜ!? 一方、敏達天皇は厩戸の異能を危険視し、ある決断を下した――。
感想・レビュー・書評
-
古代日本、謎多き聖徳太子の少年・青春時代を描いた歴史スペクタクル第1弾。
厩戸御子のちの聖徳太子を主人公に多彩な人物たちが物語を彩り、古代日本の仏教布教の戦いが描かれています。
聖徳太子はあまりにも有名ですが、その人となりやその時代のことは歴史好きの私でもなじみがなく、この時代を知ることの楽しさも感じました。
また、仏教と神道や中国の道教との争いも、著者お得意の伝奇的アクションで描かれ、楽しみながらその世界観を味わうことができました。
物語の舞台は日本から中国に移り、彼らを待ち受ける運命がどうなるのか、次巻もじっくり味わいたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物の名前がなかなか覚えられないけど、面白く読めた。
-
仏教導入を巡り蘇我馬子と物部守屋が対立を深める六世紀の倭国。馬子から仏教教育を受ける厩戸御子だが、異能ゆえに、時の帝から危険視され始める……。
全3件中 1 - 3件を表示