たぶん絶対 (marble books plus)

著者 :
  • マーブルトロン
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本棚登録 : 111
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784123900461

感想・レビュー・書評

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  • あたしってどうやって生きてたんだっけ?
    あの日あなたと知り合うまでは

  • 加藤千恵さんの高校生時代の短編集。若さと不安とエネルギーにあふれている。

  • めっちゃ久しぶりに読んだ。
    ロッテリアのトイレでキスをしたことはない。

  • お気に入り。「忠告は全部無視してやってきた後悔なんかしたことはない」この強気さ!十代からの視点、感情、よく表してる。もう全部好き。

  • 自分のノートに何個も何度も書き写した言葉達。
    高校生のとき、図書館で見つけて、息が止まった一冊。

    加藤千恵さんに出会った本。
    それからずっとずっと加藤千恵さんには何かご縁を感じて、というかファンになって、ささやかだけどずっと新刊が出る度、手に取ってる。

    この本の衝撃は、忘れられない。

  • ちょっと大人になった詠み人の言葉は秀逸です。わたしは前作よりもこちらのほうがオススメ♪もっと短歌集も出してほしいなー

  • 最初は若い子の恋してる時の詩という印象で普通に読んでしまって特に何も思わなかった。
    けど短歌だと思い出したら、ぐぁっと世界が広がった。
    もうちょっと他のも読んでみたいかも。

  • 思い出深い一冊。この作品のタイトルをテーマに舞台を一本やらせていただきました。あの頃の私にはわからなかった言葉が今になってわかる、なんてことたくさんあります。

  • 「これからも生きる予定のわたしたちは意味ないとこで笑ったりする」

    どこか不確かだけど、大事なものと呼べる何かを手にしかけてる気がする。
    でもそれを否定して破壊したいと思いシュミレーションしてる気もする。
    その足元が不確かな状態がやっぱり人間であって、年齢や状況などでも対象となる事柄は違うと思うが、ずっと死ぬまで沼地をよたよた歩いてる状態なのだ。

    外的要因よりも内的要因、それが「たぶん絶対」。

  • 高校生から大学生になった作者のことばの中には、どきりとするような短歌も。男の子じゃなくて、男、なんだ。自由だ、そしてひとりなのだ。きみ、ではなくて、あなた。今と思い出、なのだ。ぐちゃぐちゃした狂おしいほどの愛おしさや憎しみとか、はたまた、叫んで粉々にしてしまいたいほど平和な中での虚無感とかが、にじみ出ているものを読んで、ここが、おとなとこどもの挟間なのかもしれない、と思った。としたら、あたしは、大学生である今が―とぼうっとした。「もう全部脱いだんだけど 触れてくる手がリアルには思えずにいる」

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著者プロフィール

1983年、北海道生まれ。歌人・小説家。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。2009年、『ハニー ビター ハニー』で小説家としてデビュー。その他、詩やエッセイなど様々な分野で活躍。著書に『あかねさす――新古今恋物語』『真夜中の果物』『こぼれ落ちて季節は』『この街でわたしたちは』『消えていく日に』『そして旅にいる』『マッチング!』などがある。

「2023年 『この場所であなたの名前を呼んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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