桐原家の人々 4 (C・NovelsFantasia か 1-28)
- 中央公論新社 (2001年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125007182
作品紹介・あらすじ
両親を事故で亡くし、ただ一人生き残った桐原零は叔父の家に引き取られる。新しい『桐原家』は少年にとり驚異に満ちた家族の暮らす家だった。過酷な少年時代にもかかわらず絶妙なキャラクターぶりを発揮し、ファンの絶大なる支持をとりつけた零を描いたシリーズ最終巻。
感想・レビュー・書評
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シリーズから6年ぶりの書き下ろしとのことで、確かに文体が違うと言うか、すこし読みにくく感じました。今まで明かされてきた零の話を彼氏点で焼き直しただけ…といっては何ですが、知っていることが多い分冗長に思えました。キャラが好きな人向けかな。
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[台東区図書館]
ちょうどレディ・ガンナーの一部が近隣でなかなか見つからず、久しぶりに台東区を利用。すると"桐原家"もこちらにあった。途中までかもしれないけれど、題名すら知らなかった"もものき"と違って、以前読んだことがあったはず、、、、と思ったけれど、1巻の冒頭を読んで記憶を掘り起こせず、でも最後まで読んだらこのオチ(設定?)は知っていたな―と思い出したのは、、、、、単に記憶があいまいで読まなければ思い出せなかっただけでなく、当初は初出だった"角川ルビー文庫"の方で読んだから、だったのかしら???
"ルビー文庫"、、、知っている身としてはこの話がそのジャンルで書かれたことに多少違和感を覚えなくもないけれど、筆者の後書きからすると、「文庫路線を知った上でのこの話」という経緯だったみたいだし、中央公論で再版されるにあたって大分加筆修正もしたということなので、その際に削ったり足したりした文章だけでなく細かい設定?もあるのかもしれず、、、、でも「デル戦とスカーレットを基軸とした各種天使モノ」が茅田ワールドの神髄かなと思う一ファンとしては、このシリーズはとりあえずこの版で読めておけばいいかな。 -
“シリーズ完結巻”とはなっていますが、構成的には番外編。
3巻に続き零がメインであり、三つ子達は殆どお話に影響をされません。
零の生々しい過去と眩しい前向きな“これから”が描かれていて、時に心を抉られるような場面もあります。
ホームコメディなのですが、この巻に関しては完璧にシリアスに振ってあります。
それでもやはりこのシリーズの登場人物達は個性的で強くて大好きです。 -
201803
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零の話。
幸せになれてよかったよかった。 -
零のはなし。と、動乱の桐原家時代の、話。
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再読ー。
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大事な人の生死が描かれていて、かなりシリアスな内容のはず…。そこを常識より家族の幸せを重んじる一家が、温かく、時に屁理屈で生きている姿が爽快だった。
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零と麻亜子は近所の奥さんにはわからないように、そっと顔を見合わせて、小さく笑った。
桐原一座の開幕だった。
2012/10/26-11/17