大陸の王 (C・NovelsFantasia く 3-3 四界物語 3)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 58
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125011462

作品紹介・あらすじ

帝国軍と西海で激突した最中、離ればなれになった二人と一匹。リンゼイ・ヴォーは反乱軍の旗印に祭り上げられ、ファティオータはオハリオ二世に捕らわれてしまう。一方、シルッカはひとり海中の第四界に落ちていた。それぞれに強大な敵-オハリオ二世の姿を知り、闘う決意を固めるが…。シルッカはファティオータを解放し、リンゼイ・ヴォーと父の因縁をほぐせるのか!?壮大なファンタジー、堂々完結。

感想・レビュー・書評

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  • 帝国軍対決するが、味方も巻き込んだ破壊兵器の使用で、竜が捕らわれ主人公は第四界へ流される。皇帝は竜を操ると同時に大軍で第四界へ攻め入り、主人公は黒竜を復活させた対抗する。竜を取り戻し、皇帝を倒して大円団。
    決戦な感じが盛り上がったが、個々のキャラ描写には不満もあり。
    初期の海洋ファンタジーな雰囲気はなくなってしまった感。

  • 同じ町出身の新人さんの三部作、最終巻。

    なんやろ、本文イラストがあんまし丁寧な線を描いてはらへんからか(表紙とかカラーはうまいのに)内容も最初の勢いが少しなくなって、軽くなってしまったような…イラストのせいじゃないんかな。

    新人賞をとらはった?一巻にあった、重厚さが少し無くなったかなー、と。

    ラルファンの変化とかに深みが無い。と言うか、一瞬であんなキャラになったのも軽く感じたし、皇帝のキャラも…凡庸な人ってトコをちゃんと描いてないから違和感が。


    最初は凄かったのに、尻つぼみに終わった印象。ちょっと勿体無い。一巻を書くのに使った労力を、残り二巻にも同じようにかけてはったら…歴史に残る作品になったのになー。

    消化不良な印象が残ってしまった。

  • 全体を通して読みやすかったけど、シルッカとリンゼイに
    感情移入出来なかったので、そういう意味では読みにくかったかな。

  • 完結。どう収束するのか不安だったが、綺麗にまとまった。ラルファンと子供の対面が引っ張った挙句にあまり効果的な転換にならずもどかしかったり。リンゼイはデレたなぁ。目覚めた黒竜がドSだった。シルッカとリンゼイの関係についても、シルッカの悩みや迷いも、ラルファンとワルンスラの思考の変転も、色んなところで削ったか語りつくせていない感じがしてちょっと勿体ない。外伝も読みたい。

  • 完結。面白かった、がファティオータ…師匠…。

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著者プロフィール

作 黒川裕子(くろかわ・ゆうこ)
大阪府生まれ。京都外国語大学学士、エディンバラ大学修士。2017年に第58回講談社児童文学新人賞佳作入選、『奏のフォルテ』でデビュー。小学生向けから中高生向けまで、幅広いテーマの児童書を執筆している。おもな作品に『天を掃け』『となりのアブダラくん』『いちご×ロック』(すべて講談社)などがある。千葉県市川市在住。

「2021年 『#マイネーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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