妖姫ダルシベラ - グウィノール年代記2 (C・NovelsFantasia し 3-3 グウィノール年代記 2)
- 中央公論新社 (2011年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125011547
作品紹介・あらすじ
「国と兄を取り戻す」隣国の叔父に助けを請う決意をしたうつけ姫アラストリナとメルに迫りくるオルウィナの魔手。"虚ろ歩き"で逃れようとした一行だが、着いた荒れ地では一番の味方トレガーの姿が消えていた。ふたりは途方に暮れる。一方、トリナの天敵ダルシベラは黄金の針を嫁入り道具にカシェンドン公国に嫁ぐ。母オルウィナの言いつけで、大公家に"災い"をもたらすために-。激動の第2巻。
感想・レビュー・書評
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異世界ファンタジー第2巻。この巻も面白かった♪ 異世界の世界観がしっかりしているから、安心して読める。ダルシベラは昔のわたなべまさこのホラー漫画に出て来るような悪女っぷり。はてさて彼女は成敗されるのか。
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3部作予定の2作目。
ヒロインが4人になりましたが、ヒロインの一人、今回タイトルにもなってるダルシベラがものすっごく怖かったです。
ダルシベラって口調は子供っぽいのに、やることなすことえげつないし、凄まじい。 -
ダルシベラこえええ!
まさか、ここまで常軌を逸している姫さまだとは(笑)。核心に迫りつつある物語にドキドキしました。
何気にガウアーがいい男になって来ているので、彼の命が永らえることを祈らずにはいられない。
ところで、一巻ラストで行方不明になったオジサンは今何処に(笑)。 -
ダルシベラが怖すぎました。
妖姫じゃなくって恐姫だよ。
呪肉は眼の乙女と因果関係が大いにありそうです。
一人いないけどダルシベラの恐怖が大きすぎて忘れてる。
真性帝国人も出てきたし、どうなるのでしょう。 -
こういうシリーズものはよっぽど気に入った話じゃないと、前回のあらすじをわすれるな~という典型だったなぁ。
シャナキャスケルを出て砂漠を旅するメル・トリナ・ガウアー。
途中襲われそうになったりして辿り着いた街で今後の方向性を模索。そこに吟遊詩人もやってきて。
いっぽうダルシベラは次々義父・義兄・義母を殺害。
ダルシベラの仕業と知ったブリュニエも殺されそうになるが、そんなとき兄シュピールが病死。彼の遺体を美しく保存するために自分が使える人間であると主張してどうにか命を永らえるが・・・。
そこそこ面白いけど、ガッツリはまるほどでもないってレベルかな~。 -
ラブより血生臭い方面が増量。三部作だそうで、次巻でどう収束するんだろう。
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四人ヒロイン体制完成。トリナ・メルとベラ・ブリュニエのそれぞれの主従間にある関係性の対比が絶妙です。今巻初登場のブリュニエは一番人間らしいかなーというところで憎めないのだけど、なによりベラが! この展開は本人も母親も予期せぬながれだったろうし、読者のこっちもびっくりです…
それにしても表紙…アレ、このメンバーだとこのかっこいい顔がガウアー?……ごめんよ、もっとコミカルに想像してた。
そしてトレガーは登場せず。エエー(笑)
それにしても3部作構成だったとは!短くない?この設定なら5巻くらいいけない?あと一冊で終わっちゃうなんてもったいないよー