イロニーの魔術師 (C・NovelsFantasia く 3-10)
- 中央公論新社 (2015年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125013336
作品紹介・あらすじ
オーバロ人の脅威「蟲」。その天敵である合成有機獣「狩人」の世話を任された孤児のパル。彼女が部屋を出た隙に起きた爆発事件で、狩人は全滅。しかも犯人はパルだと証明されてしまう。形式的な裁判で死刑になるところを救ってくれたのは、変人かつ傲慢な魔術師ザラツシュトラだった。命の恩人である先生の面倒を見るパルは、否応なく事件に巻き込まれていく。魔法と論理が織りなすゴシック・ミステリー。
感想・レビュー・書評
-
だいぶ間を開けながらの読了。
ちょっとグロテスクというか言葉の濁しがない表現や場面にどうかなとも思ったけど、総合的な内容から言えば面白い。
最後の最後に実はそうだったのかという合点があるけれど、記憶(過去?)との展開はいまいちだったかな。
でも、主人公2人のなんとも言えないやり取りには思わず笑ってしまう。
ストーリーも全体的に大まかな感じだし、細かい部分は続刊に期待したい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孤児院育ちの少女が、ようやくありつけた仕事。
それによって、濡れ衣を着せられた。
小さな子供視点から、主人公の視点に。
一体少女は誰なのか。
まったく違う存在なのか。
読み進めて行けば、謎は解決しないまま
さらなる謎が掘り出されまくり。
これ本当に収集つくのか?! と思うほどでした。
すべてが繋がった時、びっくり~でしたが
最後の最後のあれには、うわぁ…という感じです。
これはやったら爽快ですが、やられたら
怒り狂うどころではないです。
恐ろしいほどの悪人っぷりな最後に
拍手を送りたいかと思われます。
あれのおかげで、何だか感動的な所があったはずなのに
綺麗に無くなった気がします…w -
「わたし」がかわいいよ!でも境遇はかなり酷いよ。でもかわいいよ。これは続き楽しみー