本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130120401
作品紹介・あらすじ
いま激動する社会に最適なかたちを模索して試行錯誤する日本の家族。進化心理学、文化心理学など新たな視点をも統合した、新しい家族心理学。
感想・レビュー・書評
-
さすがに少しデータは古いが、未だに男女の育児参加はさほど進んでいない印象で妥当する議論が多々ある。
参考文献の数も膨大で勉強が捗る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2688円購入2010-02-01
-
家族心理学の第一人者柏木惠子氏の単独著書。家族心理学の2003年時点での資料やデータを豊富に入れて、家族システム論などの方面からもアプローチしている。
東京大学出版会というお堅いイメージと通りの内容だが、本人がジェンダー論の世界で育ったこともあり、昨今の男性と女性の脳の違いと言うよりも、環境が社会的な性別を作っているという論がみえ隠れてしていた。確かにその論点は大切だが、少し強くおしすぎているような感じを受けた。
とはいうものの豊富なデータは他の追随を許さないので、何かあればリファレンスのためにも使える、内容の濃い一冊である。
全3件中 1 - 3件を表示