デジタル教材の教育学: 歴史と思想活用と展開デザイン論

制作 : 山内 祐平 
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130520799

作品紹介・あらすじ

学校教育、企業内人材育成、外国語習得、生涯教育…などオンライン上の学習が広まるなか、デジタル教材に何が求められているのか。その歴史と思想から設計・評価の実際まで、教育学の観点をとおして解説する。デジタル教材に関する基礎知識を網羅した一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 2010年刊行。10年の技術進展の大きさ早さに驚く。第1部のデジタル教材の歴史と思想,第3部の教材設計や評価については原理的なところ。第2部や第3部の実際の活用方法事例については,技術的な進展に伴って事例としては古くなっているが,その本質を吟味するといい。

  • 歴史と思想 活用と展開 デザイン論 ―
    http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-052079-9.html ,
    http://beatiii.jp/

  • デジタル教育に関する様々なお話。

    1つのジャンルをポジティヴに多角的に捉えていく感じが受け取れる。
    データも豊富でそれなりに説得力を感じた。
    他のデジタル教育関連の本の基盤となる一冊だった。

    デジタル教育ってなんぞ?

  • デジタル教材の根底にある「思想」を教えてくれた本書の存在は大きい。どうしてもICTの教育活用は目先の新奇性にとらわれがちだからだ。実例も興味深い。研究を進めていくうえでの基本書となりそうだ。

    ・CSCLを授業に導入するメリット・・・1.自分の考えを頭の外に表現する外下を促進。自己理解の増進。思考のリフレクションの促進。2.学習ネットワークの基盤になる。
    ・CSCLのデザイン原則・・・1.真正性(将来、本当に役に立つ) 2.リフレクション 3.足場かけ(他人の助け)
    ・デジタル教材を開発するにあたって、最初にすべきことは、学習者の玄奘と学習目標を明らかにすること。
    ・実践共同体の要素としては、ドメイン(テーマ)、コミュニティ、実践。
    ・教材と実践共同体をうまく組み合わせれば、より学習の効果を高めることが可能。
    ・学校で学んでいるのは、子どもの学びの18.5%。
    ・コミュニケーションによる学習は一般に思われているほど単純なものではない。

  • これは素晴らしい本だ。デジタル教材を支える理論を歴史的に紹介してくれるし、その作成の実際も示してくれる。もう、下線引きまくりである。
    後でじっくりノートを取ろう。私の研究のベースとなる本の一つだ。

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