インカの末裔たち (NHKブックス 650)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140016503

作品紹介・あらすじ

インカ帝国の滅亡後、歴史に埋もれていったアンデス文明。しかし、その伝統も営みもペルー山間部で受け継がれていた。500年の歳月を越えて今、甦るインディオたちの真実とは。

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  • フォルクローレの国
    アンデスの山に暮らす人たち
    「歩く暮らし」がベースである
    人たちの暮らしの様子が描かれる

    その土地にあるもの
    その土地にある食べ物
    その土地ならではの耕作法
    その土地ならではの移動の仕方
    その土地ならではの固有の風習
    その土地ならではのお祭り

    どこの国でも
    その国の人たちだけが
    受け継いできたものがある

    良いとか悪いとかではない
    そこにそのようにあること、
    そのものに意味がある

    本文中に出てくる
    屋根の吹き替え作業の時に
    朝から夕方まで
    奏でられる歌を
    聞いてみたい

  • 1992年刊行。著者は国立民族学博物館助教授。現代のペルーの高地における生活ぶりを詳細に解説しつつ、そこに伏流しているかつてのインカ帝国の実相を解き明かそうとする。本書自体、なかなか困難な試みであることは否定しないが、そもそもアンデス高地の生活模様を解説した書すら少ないので、それだけでも価値があるところ。

  • (2000.11.13読了)(2000.11.05購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    インカ帝国の滅亡後、歴史に埋もれていったアンデス文明。しかし、その伝統も営みもペルー山間部で受け継がれていた。500年の歳月を越えて今、甦るインディオたちの真実とは。

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著者プロフィール

1943年生まれ。京都大学大学院博士課程修了、農学博士。現在、国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学併任教授。専門は民族学、民族植物学、山岳人類学。1968年よりアンデス、アマゾン、ヒマラヤ、チベット、アフリカ高地などで主として先住民による環境利用の調査研究に従事。1984〜87年にはペルー、リマ市に本部をもつ国際ポテトセンター社会科学部門客員研究員。主な著書に『インカの末裔たち』(日本放送出版協会、1992年)、『ジャガイモとインカ帝国』(東京大学出版会、2004年)、『ラテンアメリカ楽器紀行』(山川出版社、2005年)、『雲の上で暮らす——アンデス・ヒマラヤ高地民族の世界』(ナカニシヤ出版、2006年)、編著に『世界の食文化——中南米』(農産漁村文化協会、2007年)。アンデス・ヒマラヤにおける高地民族の山岳人類学的研究により今年(平成18年)度の秩父宮記念山岳賞などを受賞。

「2007年 『アンデス高地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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