心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈上〉 (NHKブックス 970)

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本棚登録 : 199
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019702

作品紹介・あらすじ

前著『言語を生みだす本能』で名高い認知科学界のポップスターが、心の仕組みの複雑な秘密に迫る。心とは、一つではなく複数の演算器官からなる系である。その系は、人類が狩猟採集生活のなかで直面したさまざまな課題を解決する過程で、自然淘汰によって設計されてきた-この心の計算理論と進化心理学の大枠を明快に、ウィットに富む語り口で明かす。全米で抜群の評価を得たベストセラー待望の邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • 認知系の研究をちまちま最近(2020年前後)読み出してるが、その知識あると、この読みにくかった記憶しかない本も多少理解しやすくなるかも。

  • 心の仕組みを、その演算機構と進化論から解き明かす。といってもまだ心の仕組みは解明されてはいないが、その秘密に迫ろうとしている。

  • 読んでいて、楽しくて、面白くて、わくわくする。
    落ち着かないと理解できない部分もある。
    趣味でこういう本を読むことができたら、最高だと思う。

  • 2016年1冊目。初版2003年であり流石に内容は若干タイムラグを感じる。一章、二章と読むにはBASIC程度のプログラミング言語をかじっていた方が読みやすいかもしれない。
    コンピュータに置き換えた場合の心の演算の考え方について等々…。
    上中下巻の上巻であり、少々難解な感否めずなかなか読み進まない。本の題名から期待していた内容と違うものの、後の展開に期待して★4つ。

  • 認知心理学ってどんな感じなのかな?ということが伝わってくる本。ちょっと古いけど、この分野を勉強するなら導入としても良い。といってもまだ中編と後編があるのだが。

  • NDC分類: 140.

  • ピンカーの進化心理学の本は、本当に読みやすく、内容が豊富で面白い。どれも、数回読んでいるが、読み飽きない。

  •  著者のピンカー氏は新聞などの書評の紹介記事から、ウィキペディアで検索したこともあり、以前から気になっていました。とくに脳科学のある禁忌について語っているところが。そのためか、あまり日本では信用されていませんが。
     『心の仕組み』は上・中・下巻に分かれていますが、原著は一冊です。全三冊読んだ時点で感想を書こうと思ったのですが、上巻だけでほとほと疲れたので、とりあえず少しインターバルをとって、中巻・下巻に向かうつもり。
     本書の目次は、第一章 心の構造――情報処理と自然淘汰、第二章 思考機械――心を実感するために、第三章 脳の進化――われら石器時代人、とここまでで。ピンカー氏は「はじめに」で、「私は、多くの理論のなかから、紹介すべきと思えるものを選んだだけである」と述べていますが、逆に本書を元ネタにしている本も結構ありそう。「これは他で読んだことがある」ことが結構書かれています。原著は1997年発行ですし。
     第一章で、「心とは、複数演算器官からなる系であり」(「はじめに」より)とあるように、心をもつコンピュータはどういうものなのか、どのようにプログラミングをすれば心という精神活動を生じさせることができるのか、を述べています。この前段で、それに対する批判があるのはわかっているピンカー氏は以下のように述べて、倫理的思考と科学的思考を区別すべきだとしているところが、いかにも翻訳書ですね。

  • 認知の仕組みなど、余程興味がない人ではないと最後まで読めないのではないか?というところが多々。下巻とかのほうが一般向けで面白い。個人的には訳が性に合わないなと感じた。

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著者プロフィール

スティーブン・ピンカー(Steven Pinker)
ハーバード大学心理学教授。スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学でも教鞭をとっている。認知科学者、実験心理学者として視覚認知、心理言語学、人間関係について研究している。進化心理学の第一人者。主著に『言語を生みだす本能』、『心の仕組み』、『人間の本性を考える』、『思考する言語』(以上NHKブックス)、『暴力の人類史』(青土社)、『人はどこまで合理的か』(草思社)などがある。その研究と教育の業績、ならびに著書により、数々の受賞歴がある。米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」、フォーリンポリシー誌の「知識人トップ100人」、ヒューマニスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。米国科学アカデミー会員。

「2023年 『文庫 21世紀の啓蒙 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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