現代女性秀歌

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  • NHK出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140162286

作品紹介・あらすじ

恋、母性、病、老い…女性ならではの濃やかな視線で、戦後から現在までを見通す。自身の肉体を削るようにして詠まれた珠玉の歌。前川佐美雄賞、斎藤茂吉短歌文学賞受賞後、初の評論集。

感想・レビュー・書評

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  • こんなに面白く短歌の本が読めるんだなぁ...という感想。色々な切り口からアンソロジーを組んでいるので、飽きないで読める。ああ、この話題は辛い..と思っても、ユーモアのある歌なども配されて、絶妙に読ませてもらえる。
    女性歌人と言っても、性別が女性、という共通点はあるが、明治〜平成生まれと時代もそれぞれ、作風も、背景も様々、先輩方の色々な世界を少しずつ紹介してもらえる。
    一つ二つ、好みに合わないカテゴリーも当然あるが、総じて、それぞれの世界に遊ばせてもらったり、うーん、と考え込んだりと、視野を広げる端緒になったかと思う。

  • 最初は、短歌初心者の私には難しい本かなという印象でしたが、読み進めるうちに紹介されている歌、それに対する栗木京子さんの解説に引き込まれていきました。

    女性ならではの歌もあれば、それを超えたひとりの人間として歌った歌もあり、読み応えのある一冊でした。

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著者プロフィール

1954年 愛知県生まれ。京都大学理学部卒。塔短歌会選者。
読売新聞、西日本新聞、婦人公論の短歌欄の選者。
歌集は『夏のうしろ』(若山牧水賞、読売文学賞)、『けむり水晶』(迢空賞)、『水仙の章』(斎藤茂吉短歌文学賞、前川佐美雄賞)など8冊を刊行。
評論集に『名歌集探訪』『うたあわせの悦び』『現代女性秀歌』、入門書に岩波ジュニア新書『短歌を楽しむ』『短歌をつくろう』がある。

「2017年 『南の窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

栗木京子の作品

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