- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140361184
作品紹介・あらすじ
大好きなひとを喜ばせたかったクロ。どこにも行かず、そばにいてほしかったシロ。すれ違うふたりは、最後に大切なものの在りかを知ります。大切なひとに贈りたい、スイートでハートフルな1冊。
感想・レビュー・書評
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乃根さんの絵本は本当に絵がキレイ。
手に取った瞬間誰が描いたのかわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫のシロとクロ、ふたりは湖に浮かぶキラキラ光るものを見に行きます。クロはシロにキラキラをプレゼントしようと頑張るけれどなかなかつかまりません。シロにキラキラは届くかな…?
ただ一緒にいるだけで周りの全てがハートに見えたり、キラキラ輝いて見えたりそんな誰もが憧れる純愛物語。
ファンタジックな青がふたりの姿をふわっと浮き立たせ、ふたりだけの世界を優しく描き出す素敵な絵本。 -
猫のクロとシロは仲良し。
あるとき、クロは池に映ったキラキラをシロに取ってあげようとするけれど取れない。
取ってみると、葉っぱだったり、貝殻だったり、クラゲ、魚、タコだったり。
夜空の星がは取れなかったけれど、キラキラとした気持ちは2匹の中にあるのだった。
間違って取った葉っぱ、貝殻などはみんなピンクのハート型。
ハートがどんどん大きくなっている。
キラキラは心の中に。
絵がきれい。
この手の絵本は鼻に着いて好きじゃなくて、この話も好きになれないタイプのはずなのに、青い絵がきれいなせいか好きになれる。 -
姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00109983
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ブルーの色調が美しいファンタスティックな絵本。二匹の猫の質感がふわっとしていて温かみを添えている。著者はミラノを拠点に絵本製作に取り組んでいる。
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お互いを想い合うクロとシロの猫2匹のお話。
「湖に浮かぶキラキラ光るもの」をシロにプレゼントしてあげたいクロは、あの手この手でキラキラを手に入れようとしますが、なかなかうまくいきません。
本当に大切なものは贈りものそのものにあるのではなく、喜ばせたいと相手を想うその気持ちにある…ということが伝わる絵本です。
シロのために一生懸命キラキラを掴もうとしたクロの気持ちも愛おしいし、プレゼントなんてもらわなくても、ただ2人でいることの幸せを知っているシロの優しい気持ちも心が温かくなります。
この気持ちを忘れずに生きていきたいものですね。 -
相手をおもいあう、ねこのクロとシロ。これは大人の男女が読むべき絵本かな。