マネー革命 第3巻―NHKスペシャル リスクが地球を駆けめぐる

著者 : 相田洋 藤波重成

• NHK出版 (1999年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

モノ作りでは世界的な地位を築き、多くの外貨を稼ぎ、経済大国になった日本。しかし、それを護るべき日本の金融機関が護送船団方式に安住している間に世界経済は驚くべき変貌を遂げている。世界の金融界のデファクト・スタンダードを作り上げた革命児たちの思想と方法に迫り、来る21世紀の世界経済を予見する迫真のヒューマン・ドキュメント。

感想・レビュー・書評

[c3po2008さんの感想 · 2022年5月30日]

2022/05/30 読了

[bachbyggさんの感想 · 2021年1月8日]

世界を駆けめぐるマネーのほとんどは仮想マネーであり、常に暴落の危機を孕んでいる。世界同時株安のような負の連鎖が始まったとき、暴走する仮想マネーを管理することはできるのか。現代の金融が抱えるリスクの本質に迫る。（NHK出版)
金融について易しく解説した本で、最新の状況について色々勉強になりました。

[surataroさんの感想 · 2012年3月18日]

第3巻はLTCM破綻の話がメインかと思っておりましたが、
こちらは軽く触れるのみでした。
ノーベル経済学賞受賞者はお飾り的立場で、
実際にLTCMが行っていた債券投資手法は
ごくごく初歩的なもの（割高をショートして割安をロング）であったと。
LTCM以外では懐かしの大和銀行NY支店の巨額損失や
英国ベアリングズ銀行の破綻と救済劇、
財務官の暴走によるオレンジ郡の破綻など
ブラックマンデーの際の先物市場の決済をめぐるドキュメントなど
歴史の一ページとなった事件について、
当事者にインタビューしてまとめております。
（ベアリングズ銀行のリーソン氏は当時収監中でインタビューできず）

10年以上前に書かれた本ですが、
今日読んでもじゅうぶん面白いです。
インタビュー中心で軽く読めますので、
金融に関心ある方はぜひ。

[1979814さんの感想 · 2007年7月23日]

三部作の最終巻

[あすなろおじさんさんの感想 · 2007年7月13日]

テレビで番組を見て、その後購入した著作です。この番組そしてこの著作が無ければ今の私はおそらく居りません。その当時はまさか私が…と思ってはいましたが、本当に人生とは摩訶不思議なものです（全三巻共通コメントです）。

[ネット図書館長 e渡辺さんの感想 · 2006年11月20日]

金融工学＆数学の世界にリスクの正体を誰も指摘出来なくなった時代。「リスクはクスリ！」のギャグを笑えない…全３巻の３巻目

[Captain-Sさんの感想 · 2005年12月4日]

ＮＨＫスペシャル「マネー革命」テレビ放映の内容を含んだ第３巻。

[e渡辺さんの感想 · 2005年8月5日]

モノ作りでは世界的な地位を築き、多くの外貨を稼ぎ、経済大国になった日本。しかし、それを護るべき日本の金融機関が護送船団方式に安住している間に世界経済は驚くべき変貌を遂げている。世界の金融界のデファクト・スタンダードを作り上げた革命児たちの思想と方法に迫り、来る２１世紀の世界経済を予見する迫真のヒューマンドキュメント（全３巻の３）

著者プロフィール

1941年、中華民国張家口に生まれる。福岡教育大学教授、青山学院大学教授を経て、現在、福岡教育大学名誉教授。著書『中国中世の民衆文化』（中国書店）、『異人と市境界の中国古代史』『橋と異人 境界の中国中世史』『シナに魅せられた人々 シナ通列伝』（ともに研文出版）『中国妖怪鬼神図譜　清末の絵入雑誌「点石斎画報」で読む庶民の信仰と俗習』ほか

「2024年 『中国生活図譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」