三池炭鉱: 同時代ドキュメント 1963年炭じん爆発を追う

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140804360

作品紹介・あらすじ

死者458人、CO(一酸化炭素)中毒者839人。膨大な数の犠牲者を出した、戦後最悪の炭鉱爆発事故から36年たった今、事故の真相とCO中毒患者たちの長期追跡データがはじめて明らかになる。事故の真の原因は何だったのだろうか。「治癒」と認定され、補償を打ち切られた中毒患者たちは、本当に全快していたのだろうか。-そのような疑問を抱いた著者二人は、爆発事故から炭鉱閉山の1997年まで、34年間の長きにわたり、炭鉱関係者への聞き取り調査と、患者たちの検診を続けてきた。本書では、爆発事故をそれぞれ異なる視点から追及した2つのパートが重なることによって、近代日本のエネルギー史を象徴する三池炭鉱の裏面が暴かれ、戦後高度経済成長が内包していた問題点があぶりだされていく。炭鉱で流された多くの血と涙が忘れ去られないために、そして、エネルギー政策の未来を考えるために、次世代へ向けておくる、衝撃のドキュメント。

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