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- Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813027
感想・レビュー・書評
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加齢による身体のダメージのメカニズムを解き明かし、それを解決してやれば老化はなくなる、という主張。ひとつひとつの話が否定できないだろ、なら俺の勝ちだといわんばかりの。あたらしい考え方に対する社会の適応の速度と、カネの出どころ、出方。万能幹細胞の項もある(少し前の話ではあるけど)。どうしても我が国の現状に当てはめて考えてしまう。STAP細胞があるかないかぐらいで騒いでちゃいけない。技術の発展が加齢を追い越すのも間もなくだと。そして新しく革新的過ぎるものにカネを出しにくい三すくみの制度。その一角である「一般人」にデグレイ博士はコミットできるようになってきたという。我が国でもあるいみ一足飛びにその現象が起こったのかもしれない。三すくみの残り2つは、老年学者と政府・産業。僕が1000歳まで生きられるようになるかはわからないが、まあなかなか愉しい本であった。
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