シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき
- NHK出版 (2016年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140816974
感想・レビュー・書評
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自分にとって本の内容はとても難しく感じた。でも、予見されてる未来が来ると想像すると、ワクワクする。ただ、もうSF映画のような事が現実に起こりつつあるんですね。もう未来はとんでもないことになりそう。他人の経験を自分の脳で経験できるなら、体験してみたい。
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請求記号 007.1/Ku 79
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次男が明治大学図書館から借りてきた本。
教授お薦めらしい。
シンギュラリティ(特異点)は来るか?
そもそも身体は、毎日置き換わっている。それが非生物で置き換えられても性能が良くなればいいのかも。だが、肌が傷付けば血が流れる生身の身体がそんなに簡単に置き換え可能なのか。ナノボットという分子レベルのAI部品が、開発されて血管を流れて、人体はより頑強になるらしい。
指数関数的にAI開発?は進んでおり、臨界点で爆発的に変化していく。それは思っているより早い。生きることの意味が変わってくると思う。何のために生きるのか?仕事と遊びとの境目がなくなる?
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シンギュラリティとは、人工知能が自分自身を改善していき技術や知能が文明の進歩の主役になる(技術的特異点)こと。文献研究目的でなければWikipedeaの記事を読んだ方が面白いです。こういうことを考えることは未来を見通すのに役に立つが、知らなくても特に問題ないようなことだなと思った。
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将来どうなるか、楽しみになりました
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・お師さんからお借りした。
【目次】
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* 話題の本だがようやく読んだ。色々と共感も反対もできることが多くて面白かった。
* トランセンデンスでもLUCYでもそうなんだけど、技術の圧倒的進化の類の話では、ナノボット的な概念を持ち込まれると、急に想像できなくなって置いてかれてしまう。この本も大方賛成できるし(VRもAIも宇宙移住も内臓交換も全然くると思う)自分もどちらかというとテクノロジーの進化に対して楽観的な方だけど、ここでふと冷めてしまうところがある。(BMIに関しても同じようなところがある)ただこれは自分の想像力の問題なのかもだし、その研究の最前線にいる人には想像できる範囲なのかもしれない。とすると人それぞれなんだろうな。
* 内臓交換がどんどん進んだ時に「じゃあ残るのは」みたいな思考実験は面白かった。
* 心臓・肝臓・膵臓など脆くてその活動自体を直接感じていない体の一部は代替される。もはや代替されたとしても気づかない。
* 一方皮膚・口などは食べる行為・性行為などの為にも最後まで手放したくないと思われるだろう体の一部。
* 本の後半になってくると、段々と哲学的な話になってくるんだけど、その時の印象的な話として、自分の体内を構成してる分子は1ヶ月あれば完全に新しくなる、というものがある。では何を持って自分なのか。このアナロジーとして「川の流れ」を用いているのがすごく腹落ちした。水そのものは常に変わっているが、その流れ、パターンは長い時間をかけてゆっくりとしか変わらない。
* この本を読んで、普段の些細なトピックでさえも10年後、20年後はどう変化していくのか(寿命は、今の貯金の価値は、地価は、寿命・病気・保険は…などなど)というマクロな見方をできるようになったのはとても大きな収穫だと思う。 -
人工知能が人間の能力を超える事をシンギュラリティという。そこに到達した社会は、人間の生物としての限界を超越したものとなる。2020年代には、ナノロボットが人間の体の中を駆け巡り、栄養を補給し、問題を発見、改善し、医学的なあらゆる問題はなくなっていくと言う。そうなると心臓の存在の必要性までなくなってしまうのである。まるで、SFのような世界であるが、技術はすさまじいスピードで進歩しているという。
人間は肉体としてのハードウェアが滅びると、同時にソフトウェアである精神も滅びるものである。しかし、シンギュラリティの後は、精神がハードディスクに複製され、WEB上に生き続ける事が可能となる。肉体の終わりが、人間の終わりということにならないのである。そもそも、デジタル複製された自分は、本当に自分なのか。人間とは何なのか、という問いが根本から揺さぶられる怖い世界である。