食事のせいで、死なないために[病気別編]―もっとも危ない15の死因からあなたを守る、最強の栄養学

  • NHK出版
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140817209

感想・レビュー・書評

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  • 単純にためになる

    「肉を食べれば力がつく」「乳製品で骨が強くなる」みたいな植え付けられたイメージを崩していくのは難しいし、まだまだ菜食主義として暮らしていくには割高で居づらい世の中だと思う(特に日本が無宗教で移民も少ないせいで菜食主義に馴染みがないし、そもそも健康的な食事傾向のあるおかげで問題が顕在化しにくいせいだと思うけど)


    お金が絡むと、医者としては根本的な療法である食生活の改善よりも"楽して稼げる"薬の処方を推奨してしまうのも難しい問題だと思う

    結局ひとりひとりが知識を身につけて、正しい健康的な食事法に対する認識が広がっていくしかないですよね、そっから個人がどういう食の選択をするかは自由として

  • 動物性を減らし、植物性を食らう。肉類はあまり良くないだろうな〜とは思っていたが、卵や乳製品のことに関しては考えが及ばなかった。
    牛や豚や鶏は野草ではなく残り物や質の良くない餌で育った家畜の肉は良いものなはずがない。食べているもので身体は作られるということは、人間でも動物でも同じではないだろうか。
    そういう意味で、菜食主義のほうが安全だと言えるかもしれない。
    魚も水銀や汚染の点について食物連鎖の上部にいる大きい魚などは極略避けるようにしたい。

    あまり根を詰めすぎてもいけないが、できる範囲で身体に良い選択をしていきたい。

  • 未加工の菜食を中心とした食事がいかに健康に良いのかをひたすら紹介する本。

    『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』で勧められていた魚は、この本では避けた方がいい食材にされていたり、オリーブオイルはそこまで勧められていない違いはあったものの、野菜果物、豆類、ナッツ類、全粒穀物が健康には最強ってのは一致してたから、そこはほぼ間違いない事実っぽい。

  • 食材別編に続き、病気別編。
    基本は一緒で、やはり、加工品(ベーコン、ハムなど)、肉、魚、乳製品は、百害あって一利なし!ってことですね。
    チーズとワイン大好きなんですが、改めて控えようと思った次第。
    ムスメのアトピー対策で、小麦粉(トロミはオオバコの粉で代替)、サラダ油(代わりにオリーブ油と胡麻油で代替)、白砂糖(味醂、黒砂糖、メイプルシロップで代替)は完全に我が家から捨てたが、十分家族は外食で、それらを摂取している。
    でも、せめて家ではそれらを摂らない食事をすれば、との親心だった。
    が、最近、ムスメが勝手に卵を買ってきて食べ始めたので、アトピーも治ったから、どうせ食べるならと、良い卵を買うようにしていた。
    再度、家族に説明して、肉、魚、卵の摂取のリスクを伝えなきなあと思った。

  • 米国人向けに書かれている。
    たくさんの必要ではないエピソードがある。
    ネット上に原注がある。論文の引用箇所である。


  •  最初ぱらぱらとめくった時点で、これは図式にすれば半分以下の文量でおさまる本なのでは?と思った。
     健康に関する本は、本にはあまり親しみがない人たちこそ読むべき内容である気がするため、この本は違う層の読者向けなのかもしれないが、そこはう〜んとなった。(自分が読むのが面倒だったというのもある。笑)
     

    そして読み始めてみると、結局何がいいたいのか、、??となった。つまり医師の言うことは正しいことばかりではなくむしろ忖度も多いということ?肉を全く食べない生活はむしろ精神や身体に悪影響を及ぼすという研究も最近見た気がするので、何を信じるかは個人次第だなと思った。

     寝ている間にせっかく回復した体に、また悪いものを摂取してしまう。これは反省しようと思った。

  • ☆運動よりは食事の質

  • 心臓病、肺疾患、脳疾患、消化器がん、感染症、糖尿病、高血圧、肝臓疾患、血液がん、腎臓病、乳がん、自殺性うつ病、前立腺がん、パーキンソン病で死なないための方法を伝授していただけちゃう。事故死以外で、このほかに死因があるかと言われれば、老衰しか思いつかないので、いわゆる病死は防げてしまうのだ。オマケに、上記すべての死因防止策は共通している。菜っ葉、お豆、果物だけを食べなさい。お肉にお魚もダメ。ベジタリアンなんて生ぬるく、乳製品も卵もいけません。ヴィーガンってのになりなさい。お医者にかかって処方や検査を受けるのも危ないってことです。無理です。

  • とにかく動物性タンパクの摂取は駄目だといっている。
    加工肉は発がん性物質を多く含む。
    お酒は赤ワインのみが良い。

  • 心臓病、肺疾患、脳疾患、種々のガン、感染症、糖尿病、高血圧などの疾患と食事との関連について記載されている。文献は新しいものが多く、栄養学がかなり進歩し続けているのがわかる。
    ただし、構成と結論はかなり恣意的である。どの疾患の章を読んでも、野菜や果物はメリット、肉、魚、卵など動物性蛋白質はデメリットしか書かれていない。サプリは効果はないので食事で摂取するようにと書かれている。どの章を読んでも同じようなことしか書いていないのでウンザリする。著者は極端な菜食主義者であり、動物性蛋白質のメリットについては無視しているとしか思えない。
    ピロリ菌についての記載も不十分。日本とナイジェリアを比較し、ピロリ菌の感染率はナイジェリアのほうが高いのに、胃がんは圧倒的に日本のほうが多いというデータから日本で胃がんが蔓延している理由をピロリで説明できないと断言し、胃がんの原因は漬物などに含まれる化学物質だと推測している。日本人に感染している東アジア型のピロリ菌は他の国のピロリ菌よりも毒性が非常に強いため発がん率が高いというコンセンサスが得られている話はどこにも書かれていない。

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