蜷川幸雄・闘う劇場 (NHKライブラリー 100)

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  • NHK出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140841006

感想・レビュー・書評

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  • にごり江、みたくなる。
    演劇って本当に瞬間のものだから、同じ時代に生きれなかったことが残念。

  •  ものすごいタイトルだなと思う。だが最後まで読むと、なぜこのような極端なタイトルを付けたのかがよくわかってくる。日本を代表する演出家が、自分の演劇官について語ったエッセイである。他に、何人かの人の、蜷川氏について語るインタビューが載っている。どれも興味深い。
     もともと彼の演出する芝居は好きである。と言っても最近はあまり見る機会がないので、ちょうどこのエッセイで過去のこととして書かれている部分しか知らないことになる。だから、僕の心をあれだけ揺さぶった舞台が、どのような精神に支えられて作られたのかがとてもよくわかる。なによりも、・脚本・観客・劇場・役者やスタッフという芝居作りに欠かせない要素それぞれについて、この演出家がどれだけ謙虚であり、誠実であろうとしているかがはっきりと伝わってきて、それがなによりも感動的である。
     ほんとうにちっぽけな世界ではあるけれど、日常的に演劇というものに関わっている僕さえも、何か頭をどやされたような気持ちにしてくれた。演劇に関わりのない人にとっては少しマニアックな内容かもしれないが、筆者の強さのようなものだけは感じることができるに違いない。
    2004/8/15

  • 演劇関係の本とか初めて読んだ。
    すごくストイックな人だなーと思う。
    自分を自分で高めなければいけない。
    周りに指摘されないとなかなか気づけない私にとっては…すごいことです。
    まだ舞台観たことないけど…
    尊敬する人です。

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著者プロフィール

1987年芸術選奨文部大臣賞『テンペスト』。1996年第4回読売演劇大賞最優秀演出家賞、1999年第41回毎日芸術賞、第70回朝日賞、2000年、第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8階読売演劇大賞・最優秀演出家賞。

「2019年 『蜷川幸雄と「蜷の綿」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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