マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる (NHK出版新書 519)
- NHK出版 (2017年6月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885192
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2017.10.26 読了
今後日本人口はどんどん減ることが分かっており、空き家も増えていっている中、なぜにこんなに新築マンションがどんどん建つのか違和感を感じていたが、不動産業界を知る著者の意見を読み、やはり需要と供給の合っていない異常な状態であることが確認できた。
面白かったのは、マンション販売時期が「第一期第二次」など細分化されている場合は、思うように販売が進んでいないケースであることや、ネット不動産の活発化の部分。 -
書評はブログに書きました。
https://dark-pla.net/?p=3585 -
ある程度落ち着いたらマイホームを買うんだ、そういうもんだと漠然と思っていたけど、そんな甘い考えを打ち砕く本だった。
特にタワマンの大規模修繕費について恐ろしくなった。踏み倒す住人がいて、コミュニティが崩壊する例があるとのこと。
一生賃貸でもいいかなと思えた。そのくらい身軽でいい。 -
う~ん、本当かなぁと思いながら、読み終えた。
リーマンショックのように世界的に景気が悪くなりすぎればわからないけれど、低金利時代が続くなら、不動産や株は下がりにくいと思う。ちょっと前にはオリンピックが終わったら下がるなんて言っていた人もいたが、全くそんな気配はないし、むしろウッドショックとかいって騒いでいるくらい。住宅ローン減税は4年延長、生産緑地は10年延長といった話もあるし、本書の副題のように、来年(あと一月!)不動産の常識が変わることはなさそうだ。
空き家問題にしても、総務省の住宅・土地統計調査の空き家率は外観調査が原因の過大推計で、東京都で空き家率が1割を超えるなんてことはないという話もある。
結局、土地を買いたい人は地価が下がる方が嬉しいが、土地を抱え込んでいる人は、地価が下がるのは困るのだ。政治的には、土地を持っている人の方が声が大きいので、そんなに簡単に地価が下がって価値革命が起きるとは考えにくいのではないかなと思いながら読了。 -
新書にしては読みやすく、さくさく読み終わった。
今後の日本で起きる空き家問題や
バブルのときはどうだったかを踏まえたマーケット予想が述べられている。
いまはこの本が出版されたときよりも更に都内不動産価格が上がっている状況なので、いつバブルが崩壊するのかチキンレース的なマーケットになっている。周辺県でも都心アクセスが良ければ3LDK7000万超えの相場感なので、今後どうなるか。 -
住宅購入を考える上で読んでみた本。
なぜ家を買わないといけないのか?のある種の回答のようにも思えた。2022年以降の生産緑地、二世帯住宅の話は参考になった。住宅購入を検討しているなら読んで損はないと思う。 -
無理して分譲買う気が良い意味で失せた。ありがたき一冊。
-
読了。
個人的には、財テクとしての不動産投資は全く興味無いので、まあそーなんだろーなー、って感じでした。そもそも不動産の常識を持ち合わせていないのでw、常識が変わる!と言われても、はーん、なるほどー、という…。急速に人口が減るのに、オリンピックに向けてバンバン建ててるから、こうなるのは然もありなん。ただ、比較的クローズドな不動産業界のことを、多少なりとも知ることが出来たのは面白かった。 -
日本の不動産が今度どうなっていくか、現状はどうか、過去はどうか、プロの目線でどうか。
マンションか、戸建か。
ただ単に買うより投資にまわせということが書かれているのではなく、不動産プロの目線から買うときに注意すること、買うべきタイミングなど書かれていた。
こう言う本を読んどかないと2022年問題の生産緑地の宅地転用で土地が下がる可能性があることも知らなかっただろうし。
不動産系の勉強するには良い入門書でした。