- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140911549
作品紹介・あらすじ
ネリカ米の坪井さんと後藤さん、ヤマトシャツの柏田さん、ルワンダでストリートチルドレンのシェルターを運営する女性。現場で様々な悩みを抱えながらODAに取り組む日本人の生の声を伝えるとともに、一方で、その援助を受ける側の人々の姿と声をも伝える。ODAの限界と難しさを知ることから、日本人の財産としてODAの意味を考え、日本外交の行く末を見据える。
感想・レビュー・書評
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請求番号:333.8/Kus
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ODAについて、筆者の見てきたことをもとに書かれた好著。
国家間関係にのみ注目するのではなく、国内で援助がどのように使われているかチェックしてはじめてODAの評価ができると本書を通じて学んだ。
加えて、援助による腐敗の防止という問題も考えさせるものだと思う。特に内政不干渉原則にいかに触れないで援助をすべきかというのは非常に難しい課題だと思う。 -
先生がご自分の著書の感想文を課題にしたので読んだ。きっかけはそんなもんだったけど、おもしろくって一気に読んだ。
総論として、「援助の在り方」について述べられている本。ODAの協力現場での先生のご体験を追体験するような感じ。なので、本の大部分としては‘平時の援助’なのだけれども、そのあり方のみでなく、終章ではPKO活動についても述べられていて、両者のあり方、つまり‘総合としての援助’の在り方について考えさせられる内容。
ODAに限定して書かれているように見えて、先生が言いたかったことは、考えていることは、そこにあるのではないかと思う。
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11年上半期ごろ読了