別冊NHK100分de名著 集中講義 三国志: 正史の英雄たち (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144072468

作品紹介・あらすじ

2019年7月9日、東京国立博物館で「三国志展」開始!予習にふさわしい一冊。

伝統か革新か。

国家の正統性を示す歴史書である「正史」のひとつ、『三国志』。中国を約400年間支配しつづけた帝国・漢が滅び、群雄割拠の乱世が訪れたとき、英雄たちはどのように生きたのか?「漢」の伝統に寄り添った蜀の劉備と、革新の発想を持った魏の曹操、呉の孫権らのせめぎ合いを、史実に即して描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 「三国志の智慧」からの流れで購入した。
     三国志における主要な冬樹人物について解説されている。改めて三国志演義や吉川英治の三国志を読むべきだと思う。三国志のような歴史ものは、どのようなスタンスで著者が書いたのか、意識して読むことが肝心なんですね。

  • 「三国志」のことが知りたくて読んだ本。読み始めた時は人物の名前を覚えるのが大変だったが、この本を読んで「三国志」のことがよくわかった。この本を読んで、横山光輝先生の「三国志」が読みたくなった。「三国志」のことを知りたい人に薦めたくなる本。

  • 中国ドラマ軍師連盟の予習を兼ねて。
    わかったこと、どうやら司馬懿は一般的な三国志的にはだいぶサブキャラぽい。ほぼ話に出てこなかった笑

  • 正史三国志の解説。
    英雄たちによる理想・価値観の鬩ぎあい。

  • 演義(物語)の方が、様々な人がリメイクして、あらゆる世代に読まれている。マンガ、映画、ゲーム?等、今なお多くの人を魅了する不朽の名作を知らないままではいられない。そう思い手に取った一冊。
    正史(歴史的記述)に記録された人々を追うことによって、当時の世界観や情勢に触れることができた。これを叩き台に、様々な作品を読み比べしてみたい。

  • 「集中講義『三国志』」渡邉義浩著、NHK出版、2019.07.30
    158p ¥972 C9422 (2019.08.06読了)(2019.06.28購入)
    副題「正史の英雄たち」

    【目次】
    はじめに―「伝統」か「革新」か
    序論 『三国志』とは何か―二つの三国志
    第1講 漢帝国の崩壊と黄巾の乱
    第2講 曹操―「才」が新たな時代を創る
    第3講 関羽―「義」の英雄はなぜ神になったか
    第4講 孫権―「信」により亡国の危機を脱する
    第5講 劉備―「仁」によって成し遂げられたもの
    第6講 諸葛亮―「智」の人の理想はどこにあったか

    ☆関連図書(既読)
    「陳寿『三国志』」渡邉義浩著、NHK出版、2017.05.01
    「秘本 三国志 一」陳舜臣著、文春文庫、1982.07.25
    「秘本 三国志 二」陳舜臣著、文春文庫、1982.07.25
    「秘本 三国志 三」陳舜臣著、文春文庫、1982.08.25
    「秘本 三国志 四」陳舜臣著、文春文庫、1982.08.25
    「秘本 三国志 五」陳舜臣著、文春文庫、1982.09.25
    「秘本 三国志 六」陳舜臣著、文春文庫、1982.09.25
    「三国志の英傑たち」北方謙三著、NHK人間講座、2004.02.01
    「中国の歴史(5) 動乱の群像」陳舜臣著、平凡社、1981.07.15
    内容紹介(amazon)
    伝統か革新か。
    国家の正統性を示す歴史書である「正史」のひとつ、『三国志』。中国を約400年間支配しつづけた帝国・漢が滅び、群雄割拠の乱世が訪れたとき、英雄たちはどのように生きたのか?「漢」の伝統に寄り添った蜀の劉備と、革新の発想を持った魏の曹操、呉の孫権らのせめぎ合いを、史実に即して描き出す。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2018年 『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2019年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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