別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎 (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著)

  • NHK出版
4.00
  • (3)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144072741

作品紹介・あらすじ

天才を超えた萬画家・石ノ森章太郎の「とてつもなさ」を語り尽くす一冊!

はじめに―石ノ森章太郎の「残留思念」が私たちを形作った

第1章『さるとびエッちゃん』ヤマザキマリ
~「おかしなあの子」が示す柔らかな生き方
*「女の子」や「傍観者」を勇気づけた石ノ森の先駆性

竹宮惠子インタビュー『マンガ家入門』からすべてが始まった!

第2章『サイボーグ009』名越康文
~描かれた思春期の苦悩と困難
*ダイバーシティを先取りし、「思春期の少年」のココロを知り尽くした石ノ森の心智

島本和彦インタビュー「石ノ森先生が天才だと思う、ワタクシ的な理由」

第3章『佐武と市捕物控』夏目房之介
~青年漫画の革命児
*「マンガの文法」を開拓し時代と切り結んだ石ノ森の斬新さ

石ノ森章太郎略年譜

第4章『仮面ライダー』宇野常寛
~受け継がれる コンセプター・石ノ森の遺伝子
*コンセプターとしてキャラクターデザインに革命を起こした石ノ森のセンス

○ほか:カラー口絵8ページ/ショートコラム「27歳で上梓した『マンガ家入門』」

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 石ノ森章太郎作品について、自分では全然咀嚼できてないので読む。「石ノ森は原液では濃くて飲みにくい」(by名越氏) 石ノ森作品に私が感じてた「理論とか観念を前面に感じて楽しむところまではいかない」は、こういうのかも。

  • 「果てしなき 石ノ森章太郎」ヤマザキマリ・名越康文・夏目房之介・宇野常寛著、NHK出版、2021.08.25
    158p ¥1,210 C9470 (2021.10.08読了)(2021.07.30購入)
    手塚治虫さんや萩尾望都さんは、結構親しんで読んできましたが、石ノ森章太郎はあまり読んだことがありません。「マンガ日本経済入門」とビッグコミックに連載中の「佐武と市捕物控」を読んだぐらいです。特に好ましい印象もありません。
    この本を読むとすごい人だったんだな、と思います。「サイボーグ009」でも少し読んでみようかと思いますが、どこから手を付けたらいいのかわかりません。
    上京の機会があれば、古本屋ででもあさってみようと思います。
    代表的な四冊のほかに「幻魔大戦」「章太郎のファンタジーワールドジュン」「HOTEL」なども紹介されています。
    朝ドラの『おかえりモネ』で登米の人たちが「石ノ森章太郎」の大ファンだ、という形で出てきますが、石ノ森章太郎さんは、宮城県登米郡石森町の生まれということです。
    本名は小野寺章太郎です。石森町はイシノモリチョウと読むそうです。石森章太郎と名乗った時誰もイシノモリと読んでくれないので、石ノ森と改名したのだそうです。

    【目次】
    カラー口絵8ページ
    はじめに―石ノ森章太郎の「残留思念」が私たちをつくった 羽根井信英
    第1章『さるとびエッちゃん』 ヤマザキマリ
    ~「おかしなあの子」が示す柔らかな生き方
    (インタビュー)『マンガ家入門』からすべてが始まった!  竹宮惠子
    (ショートコラム)「27歳で上梓した『マンガ家入門』」
    第2章『サイボーグ009』 名越康文
    ~描かれた思春期の苦悩と困難
    (インタビュー)「石ノ森先生が天才だと思う、ワタクシ的な理由」 島本和彦
    第3章『佐武と市捕物控』 夏目房之介
    ~青年漫画の革命児
    石ノ森章太郎略年譜
    第4章『仮面ライダー』 宇野常寛
    ~受け継がれる コンセプター・石ノ森の遺伝子

    ☆関連図書(既読)
    「マンガ 日本経済入門 <合本>」石ノ森章太郎著、日本経済新聞社、1990.05.18
    ・ヤマザキマリ
    「テルマエ・ロマエ(Ⅰ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2009.12.08
    「テルマエ・ロマエ(Ⅱ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2010.10.05
    「テルマエ・ロマエ(Ⅲ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2011.05.07
    「テルマエ・ロマエ(Ⅳ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2012.01.05
    「テルマエ・ロマエ(Ⅴ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2012.10.05
    「テルマエ・ロマエ(Ⅵ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2013.07.04
    「国境のない生き方」ヤマザキマリ著、小学館新書、2015.04.06
    「for ティーンズ」ヤマザキマリ・瀬名秀明・若松英輔・木ノ下裕一著、NHK出版、2018.08.01
    「ナショナリズム」大沢真幸・島田雅彦・中島岳志・ヤマザキマリ著、NHK出版、2020.09.30
    「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
    (アマゾンより)
    天才を超えた萬画家・石ノ森章太郎の「とてつもなさ」を語り尽くす一冊!
    『さるとびエッちゃん』
    *「女の子」や「傍観者」を勇気づけた石ノ森の先駆性
    『サイボーグ009』
    *ダイバーシティを先取りし、「思春期の少年」のココロを知り尽くした石ノ森の心智
    『佐武と市捕物控』
    *「マンガの文法」を開拓し時代と切り結んだ石ノ森の斬新さ
    『仮面ライダー』
    *コンセプターとしてキャラクターデザインに革命を起こした石ノ森のセンス

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマザキ・マリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×