別冊NHK100分de名著 パンデミックを超えて (教養・文化シリーズ)

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144072826

作品紹介・あらすじ

歴史的な厄災が私たちに突き付けた「問い」とは?

医療崩壊、排外主義、コロナ貧困、自殺者の増加……。新型コロナウイルスの感染爆発は、全世界に社会的混乱と不安をもたらした。誰一人として先行きが見通せない状況で、私たちはパンデミックをどう生き抜くべきか。そして、先人たちはパンデミックとどう向き合ったのか。4人の論者が自身でセレクトした名著を持ち寄り、いま我々が直面している問題に即して解題し、感染症が暴いた人間の本質に迫る。大好評を博した「100分deパンデミック論」(2022年1月3日放送)の内容をさらに充実させた一冊!

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  • 「パンデミックを超えて」斎藤幸平・小川公代・栗原康・高橋源一郎著、NHK出版、2022.07.05
    148p ¥990 C9436 (2023.11.09読了)(2023.02.18購入)
    「パンデミック」に関連する書籍を5冊紹介しています。『白の闇』を読んでみたいと思いました。いつか読めるでしょうか?

    【目次】
    はじめに パンデミックが突きつけた「問い」を見つめる
    第1章 コミュニズムか、野蛮か:斎藤幸平(ジジェク『パンデミック』『パンデミック2』)
    第2章 パンデミックとケア:小川公代(ウルフ『ダロウェイ夫人』)
    第3章 奴隷根性を打ち砕け!:栗原康(大杉栄『大杉栄評論集』)
    第4章 露わになる社会の本質:高橋源一郎(サラマーゴ『白の闇』)

    ☆関連図書(既読)
    「カール・マルクス『資本論』」斎藤幸平著、NHK出版、2021.01.01
    「ヘーゲル『精神現象学』」斎藤幸平著、NHK出版、2023.05.01
    「大杉栄 日本の名著46」大杉栄著、中央公論社、1969.11.10
    「美は乱調にあり」瀬戸内晴美著、角川文庫、1969.08.20
    「諧調は偽りなり(上)」瀬戸内晴美著、文芸春秋、1984.03.01
    「諧調は偽りなり(下)」瀬戸内晴美著、文芸春秋、1984.03.01
    「太宰治『斜陽』」高橋源一郎著、NHK出版、2015.09.01
    (アマゾンより)
    歴史的な厄災が私たちに突き付けた「問い」とは?
    医療崩壊、排外主義、コロナ貧困、自殺者の増加……。新型コロナウイルスの感染爆発は、全世界に社会的混乱と不安をもたらした。誰一人として先行きが見通せない状況で、私たちはパンデミックをどう生き抜くべきか。そして、先人たちはパンデミックとどう向き合ったのか。4人の論者が自身でセレクトした名著を持ち寄り、いま我々が直面している問題に即して解題し、感染症が暴いた人間の本質に迫る。大好評を博した「100分deパンデミック論」(2022年1月3日放送)の内容をさらに充実させた一冊!

  • コロナの記憶を私達はいつまでも忘れてはいけないのだと思います!

  • この本の内容や感想・意見を、自分なりにどうにか要領よくまとめてみようと試みたが、諦めた。あまりに重く大きい投げかけだから。

    ただ、冷笑主義に陥らず、目を瞑らず、口を閉じず、自身を含む「悪」に向き合って、生きていきたい。生きていけるだろうか。

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著者プロフィール

1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marxʼs Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に』)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞。著書に『人新世の「資本論」 』(集英社新書)などがある。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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