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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150016685
感想・レビュー・書評
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『高慢と偏見、そして殺人』で久々にP.D.ジェイムズを読んで、普通のダルグリッシュものも読みたくなった。上巻はかなりの部分が、被害者の殺人に至る、いわばゼロ時間への叙述。
誤植・誤訳が結構目についた。スカリー夫人が新しいめがねをかけ始めたのは「オキーフさんが殺される五週間前」は明らかに五週間後の誤訳。校正しないのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初読みの作家。
前半の濃密な人間関係は緊張感も孕んで読み進みにくい程の重苦しさが漂っていた。ただし人間ドラマとしては読み応えがあり、後半、どのような『正義』を問うのか楽しみ。 -
冒頭、
いつもの通り、被害者の周りには憎悪と絶望の嵐が吹き荒れていたが、
あまりに長く続くので、
緊張感に耐え切れず、上巻の半分ぐらいで殺人事件が起こったときには、
思わずほっとしてしまった。
また新しくなった捜査班のメンバーのせいか、
恋人が離れて行ってしまったせいか、
ダルグイッシュ警視正の心から締め出されているせいか、
ケイトが少し不安定になっているのが気がかり。
(下巻へ続く)
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