江南の鐘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1816)

  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150018160

作品紹介・あらすじ

新たな任地・蒲陽に勇躍赴いたディー判事。着任早々、公務引き継ぎ書類にあった強姦殺人事件が判事の目を引いた。被害者の娘と懇ろだった書生が捕縛されたのだが、頑として自白を拒んでいるのだ。一件書類を検めた判事の目が、ある一点を見咎める。はたして、明白と思われた事件は逆転されるのか?一方、町に出た副官たちは地元の名刹である普慈寺の評判を聞きつける。子宝に恵まれぬ女性が一夜を過ごすと、見事に懐妊するというのだ。彼らの合理精神はそこに善からぬ企みを見抜くが…シリーズ最大の難事件を描く代表作を新訳決定版で贈る。

感想・レビュー・書評

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  • しぶいさ

  • 登場人物全員が個性豊か。
    読んでいる間ずっとハラハラし通し。
    中国の歴史に詳しい方は、あれれ?と思う点も見受けられるかもしれませんが、作者はあとがきでそういった点をきちんと説明してくれています。
    説明を読むと改めて本当に中国の歴史を詳しく調べてらっしゃるんだなと思います。
    中国梵鐘殺人事件の新訳

  • ディー判事が3つの難事件に挑む推理小説。それぞれ独立した事件であるものの、時間制限付きで同時並行して解決して行く様は、判事と副官たちの有能ぶりをうかがわせる。シリーズお馴染みといってもよさそうな解決後の判事&読了後の読書に残るちょっとした物悲しさは健在。

  • ディー判事シリーズ長編。
    第3の任地・蒲陽(プーヤン)に赴任したディー判事。
    さっそく前判事から引き継いだ殺人事件にとりかかる。
    その事件は、容疑者は捕まっているが自白を拒んでいるという。
    単純な事件のように思えたが、書類を確認するディー判事は、ある点に気づいた…。

    新たな任地に到着するなり、精力的に働くディー判事。
    副官4人も、ディー判事配下での仕事に慣れてきたようで、仲の良さが読んでいて楽しいです。
    事件の方も、最初は単純そうに思えたものが、いつの間にか一筋縄ではいかない敵を相手にしていたディー判事。
    無事に事件を裁くことができるのか、ドキドキしながら読んでいました。

  • ミステリとしては、随分変わった分野のようです。でも、一度この中華時代小説のトロリとした世界にはまると癖になります。

  • トリックはそれほど優れていませんが、時代背景やディー判事のキャラが魅力的!大好き!

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