- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150019594
作品紹介・あらすじ
ドイツの富豪の跡継ぎが惨殺された。捜査にあたるのは過去の事件で心身に傷を負い、復帰したばかりのニエマンス警部。彼は新たな相棒とともにドイツに飛び、真相を追うが……。『クリムゾン・リバー』のニエマンス警部再登場! フランスの鬼才によるミステリ
感想・レビュー・書評
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この人の本はその風景が想像できるので非常に面白い。登場人物も警察の人間なのに普通っぽい感じの女性が出てきたりして描写もいい。あとは起こる事件が比較的猟奇的な内容なので私好み。
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一気読みの面白さ。ナチ絡みが軽め。映像にいい軽さ。
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強烈な話。面白かった。ニエマンスがちょっと憐れになって寂しい。
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ドイツの大富豪で会社経営者が狩猟休暇中に惨殺された。広大な領地の黒い森で狩猟者が獲物に儀式をする様に内臓を取り去り頭部を切り離し性器も切り取った。
犯人は、動物と同じ様に人間を狩ったのだった。
フランス警察のニエマンスと相棒のイヴァーナはドイツへ捜査に向かう。
殺害されたユルゲンの妹で共同経営者のラオラも巨大な犬に咬み殺されそうになった。
その犬は殺人鬼ならぬ殺人犬でナチス時代に訓練された犬だった。資産100億ドルのを巡っての一族の骨肉の争いが動機なのか?
また、一方でユルゲンとラオラの叔父フランツは兄妹の父親である兄に狩場で謝って撃たれ車椅子人生となった事に対する恨みを息子ユルゲンに向けたのか?
ニエマンスとイヴァーナが複数の男達に襲われた。殺人犬を訓練しユダヤ人虐殺を行なっていた傭兵軍"ブラック・ハンター"だ。同じ晩にユルゲンとラオラの従兄弟がユルゲンと同じ手口で狩られた。ブラック・ハンターは一族が森を最高の狩猟場として使える様に雇った人間達だ。
大富豪一族に起きている不可解な死者は過去にも起きていて、一族内の間引き殺人なのか、昔は避妊する行為が一般的では無く子沢山で一家全員の食べ物に困窮した際に''口減らし''で長男以外の子供を売っていた事実が有る。本作の大富豪一族は経済的な理由では無く血統や領主としての才覚を見極める事が重要だったのかも。
作者は、主人公がジャン・レノの映画化された''クリムゾン・リバー''を23年前に上梓して居り本作は待望のシーズン二作目です。飽きさせない展開と主人公ニエマンスの粗暴で正義感溢れる様はジャン・レノとオーバーラップし脳内で映像化する様に読み進められ面白い。 -
翻訳がよくどんどん読み進めた。イヴァーナの存在と活躍が興味深かった,
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おぞましいし禍々しい割には読みやすい。おちるとこにはおちる。
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アクション描写が今ひとつ。
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クリムゾン・リバーの続編。ドイツを舞台にしている。ニエマンス警視の再登場。スピード感と、心の闇を探る捜査が深みをもたらしているが終始、ジャン・レノの顔がチラついた。私は「死者の国」の方が好き。