プロテウス・オペレーション 上 (ハヤカワ文庫 SF 740)

  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150107406

作品紹介・あらすじ

1974年、世界はかつてない暗黒時代を迎えていた。第二次大戦で圧倒的勝利をおさめたナチス・ドイツが、ヨーロッパはおろかアジアやアフリカ、さらには南アメリカまで支配していたのだ。ナチスの魔手は次第にアメリカ合衆国へと伸び、ふたたび戦争が起こるのは必至だった。そのアメリカに唯一残された最後の希望が《プロテウス作戦》だ。-過去の世界に選りすぐりの工作隊を送りこみ、歴史の進路をねじ曲げて、いち早くナチスの野望を叩きつぶすのだ!かくして《プロテウス部隊》は勇躍時間の流れに飛びこんだが…。人気絶頂のホーガンが時間テーマに挑んだ雄渾のSF大作!

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙理論でタイムマシンを語ると、そうなるんだろうが、それを80年代に書いているのがすごい。学生時代に雑誌ニュートンで多元宇宙の解説を読んだのは90年代だったと思うが、当時この本を読んでも、リンクしなかったと思う。

  • ナチス物は馬が合わない
    表紙   7点加藤 直之
    展開   6点1985年著作
    文章   6点
    内容 580点
    合計 599点

  • 第二次大戦のナチス侵攻を阻止すべく、過去へと工作隊を送ったアメリカ。世界史を作り直すべく、歴史上の大物が続々登場。小隅黎さんの翻訳がまた良いです。

  • タイムパラドックス&パラレルワールド理論のSFサスペンス。ヒトラーのナチズムは未来世界の資産家の陰謀だった! ヒトラーがまったく現れなかった世界と、現れて世界をナチズム一色に塗り替えてしまう世界と、更に未来からの干渉がある世界とない世界。無数に枝分かれして行く世界のひとつを救う作戦が決行される。そしてヒトラーは現れたが、世界を支配するまでには至らなかった世界、今のこの現実があるという話。

  • 全体主義国家の支配が色濃い未来、残されたアメリカは勝ち目の無い戦争を挑まなければならない……そんな歴史を変えるために、タイムマッシーンで過去に飛んで、ナチ野郎をぶっ潰してやるぜ!!yeeeeah!!!しかしなんとその裏には……
    と、こんな感じの話に、多世界解釈で味付けをして、史実にうまく絡ませてあるのがこのプロテウス・オペレーションです。
    やっぱ楽しいんだよなあ。こういうの。特攻野郎Aチームみたいなの、と言えば「全然ちげーよ」と返ってきそうですが。

    過去を書き換える系の映画で、まあ普通に浮かびあがるのは「バックトゥザフューチャー」ですが、自分としては気に入っているのはジャン=クロード・ヴァン・ダムの「タイムコップ」だったり。「12モンキーズ」の超no futureな感じの未来も好きですが。

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