- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150112660
感想・レビュー・書評
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体内組織の描写が、迫真に迫る細かさ。予想どおりであり、かつ意外な結末という矛盾含みの妙な結末、アシモフマジック(^^)各章冒頭の「人生では、チェスとちがって、王手積みのあとも勝負がつづく。――先代デジニョーフ」の先代デジニョーフとは「おやじの口癖」のおやじだったと、下巻になって気付く。
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古書購入
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前同
表紙 6点木嶋 俊 朝倉 久志訳
展開 6点1987年著作
文章 7点
内容 640点
合計 659点 -
面白かった。いろいろなコメントがあるが、僕は旧作よりもスリリングな話だと思う。旧作を読んだのは小学生の頃だからもう30年も前だけど、その時の記憶さえもよみがえってきた。
さすがはアシモフだ。 -
これが、アシモフの未来史のなかで人類が宇宙に広がるきっかけになったのかなぁと思います。
ところで、今回の「ミクロの決死圏」は、前作と比べると、ちょっと「うーむ」なところがあります。
それは、あんまりミクロになる意味がなかったような気が……。
まあ、はじめっから、医療目的で体に潜ったわけではないので、シャピーロフがああなっちゃったのは、しかたないと思います。
でも、ストーリーをすすめるための原動力も、全部、シャピーロフとは、結局関係なくて、実は、ミクロ化して体内に入らなくても結果的にはよかったものばっかりだった気がします。
まあ、科学の発展というのは、えてしてそういうものかもしれませんが、ちょっと騙されたような気がします。
まあ、最後のオチは、けっこう好きで、クスッと笑ってしまいましたか。