ミクロの決死圏 2 下 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-38)

  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150112660

感想・レビュー・書評

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  • 体内組織の描写が、迫真に迫る細かさ。予想どおりであり、かつ意外な結末という矛盾含みの妙な結末、アシモフマジック(^^)各章冒頭の「人生では、チェスとちがって、王手積みのあとも勝負がつづく。――先代デジニョーフ」の先代デジニョーフとは「おやじの口癖」のおやじだったと、下巻になって気付く。

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    表紙   6点木嶋 俊  朝倉 久志訳
    展開   6点1987年著作
    文章   7点
    内容 640点
    合計 659点

  • 面白かった。いろいろなコメントがあるが、僕は旧作よりもスリリングな話だと思う。旧作を読んだのは小学生の頃だからもう30年も前だけど、その時の記憶さえもよみがえってきた。

    さすがはアシモフだ。

  • 理不尽の連続です。ストーリー云々とは別に、非常に読みにくい。
    全員が全員、優しい関係でいろというのが無理なのは承知していますが、あまりにひどすぎませんか、これ。強制、脅し、疑い、押しつけの嵐で、モリスンの意思など、何一つ通りません。ソ連人とアメリカ人との感情的な対立が誇張されているのは、おそらくラストにつなげるためわざとやっているのだとは思いますが、気持ちのいいものではありません。
    もっと別のアプローチをすれば非常に面白い話だとは思うのですが。白血球の働きとか、ブドウ糖の透過とか。血流の中から、自分の乗っている艦と同じ大きさの赤血球やら血小板やらが流れていく眺めを想像するだけでも、十分なインパクトがあります。
    だから余計にそれらがマイナス要因に思えて、残念です。アシモフはすごく好きなんですけど、この話だけは苦手です。

  • これが、アシモフの未来史のなかで人類が宇宙に広がるきっかけになったのかなぁと思います。

    ところで、今回の「ミクロの決死圏」は、前作と比べると、ちょっと「うーむ」なところがあります。

    それは、あんまりミクロになる意味がなかったような気が……。

    まあ、はじめっから、医療目的で体に潜ったわけではないので、シャピーロフがああなっちゃったのは、しかたないと思います。

    でも、ストーリーをすすめるための原動力も、全部、シャピーロフとは、結局関係なくて、実は、ミクロ化して体内に入らなくても結果的にはよかったものばっかりだった気がします。

    まあ、科学の発展というのは、えてしてそういうものかもしれませんが、ちょっと騙されたような気がします。

    まあ、最後のオチは、けっこう好きで、クスッと笑ってしまいましたか。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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