- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150117610
作品紹介・あらすじ
辺境の植民星サン・パウロで、探鉱師ラモンは、酒のうえの喧嘩でエウロパ大使を殺してしまった。大陸北部の人跡未踏の山間に逃げこんだものの、ラモンは謎の異種属と遭遇し、つかまってしまう。しかも、異種属のもとから脱走した人間を捕らえる手先になれと命令された。異種属の一体、マネックに"つなぎひも"でつながれ、猟犬の役をはたすことになったラモンの運命は…?人気作家三人による、スリリングな冒険SF。
感想・レビュー・書評
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面白かった。
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終わり方がとてもいい
表紙 7点ステファン 酒井 昭伸訳
展開 7点2007年著作
文章 7点
内容 800点
合計 821点 -
久しぶりのSF。目黒さんと椎名さんが超オススメしていたので昨日から読み始めていますがまだ面白いところまでいってません。
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面白かった(*´∇`*)/
後書きに闇の左手を意識〜とか書かれてたけど、なるほどってなった。
ラストにイヒヒってなるよね。闇の左手を引き合いに出すなら、ハンターズ・ランのラストの方が気持ち良かった。
著者後書きって、三人のうち誰だったんだ?
----以下ネタバレ--------------
先に森に入ってる兄弟だったか、兄妹の伏線は、回収しなかったんだな〜
とか、
イニュエ倒す的な話にも持ってけたよね〜
とか、
マネックがセクシーに見えてきた。
とか、
3人競作+20年以上放置
とかに思いを馳せてにやにやした。
あ〜面白かった。
入院中に2日で読んじゃったよ。
今は珈琲相場師開きはじめた。途中に書簡とか挟んであって萎えた。
退院はまだ〜 -
穴の中に落ちたか、自分の視力が失われたか、真っ暗で手足も動かせない闇に放り出されて、
「俺は誰だ、どうしてこんなところにいる。ここは何処だ」
と始まって、
「俺はラモンだ」
と自分を認識して、ここに至る事態を思い出す。
という手法は、主人公紹介としては素直に名前が頭に入るし、彼が置かれている状況が読者にも気になるから、先を読んでしまう。
珍しくはないけれど、よく出来てるなー。しかしよく過去を思い出す奴だなあ。なんて思っていたら、彼が過去の記憶を回想するのに理由があったとは!
彼がラモンになるために、彼自身のものとされている記憶を思いだして、同化する。
状況説明と、彼の存在を成り立たせる説明とが重ねられていて、ここですごく感心した。
驚くべきは、これが三人の執筆者合同作品ってこと。
アメリカでは共同作品も珍しくないようだけれど、タイプライターの時代に、よくあれを書き写して書き直して付け足して……ってしたなあ。
地球人の感情を理解しない異星人のマネックは書かれ方が、ラモンの視点なので、愛着が湧いてしまう。
だから、ラストはいい感じ。
指から生まれたラモンが生き残ったことに、人類の生存とマネックたちの生存が関わることにつながったのかも知れないのだから、それはそれでよかったと。双子のラモンより、エレナにやさしいかもだしね。 -
軽く読める。ちょっと内容が薄い感じがするけど、SFはあまり読まない私にはちょうどよかったかも。続きが出ないかなぁ…
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「主人公」の成長と野外サバイバル
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なかなか読み始められずにいたが、読みだしたらすぐに読破。SFなのに、アウトドア感満喫 本の雑誌で、椎名誠一押しには、納得
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可もなく不可もなく。
もうちょっと続きがあれば★4だったかも。