冷たい方程式 (ハヤカワ文庫 SF コ 2-1)

制作 : 伊藤 典夫 
  • 早川書房
3.79
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本棚登録 : 712
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118327

作品紹介・あらすじ

ただ一人の乗員を目的地に届ける片道分の燃料しか積んでいない緊急発進艇に密航者がいたら、パイロットのすべきことはただひとつ-船外遺棄だ!だがそれが美しい娘で、しかもたった一人の兄会いたさに密航したのだとしたら、あなたならどうする?…SF史上に燦然と輝く記念碑的名作「冷たい方程式」をはじめ、名作、傑作の誉れ高い作品全9篇を厳選。旧版からの2篇に新たに7中短篇を加えたSF入門書の新版登場。

感想・レビュー・書評

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  • トム・ゴドウィン他、SF界の巨匠たちの放つ全9篇を収録したアンソロジー。
    SF入門書の定番と称されているだけあり、ちょうどいい読み応えでありながら、しっかりと”SFらしさ”を感じられる短編ばかりだった。どちらかといえば”サイエンス”に注視したハードなSFというよりも、現代との対比による人間ドラマを描いた作品が多かった。

    印象に残ったのは『冷たい方程式』と『危険! 幼児逃亡中』だろうか。

    表題作である『冷たい方程式』は、方程式ものの祖と言われている作品。
    軽はずみな行動から、絶望の淵に立たされてしまった少女・マリリン。そして、そんな哀れな少女を救うことができない事実を突きつけられた、EDS(簡易軽量宇宙船)パイロットの物語。
    「死ぬようなことはしていない」、マリリンの悲痛な叫びが胸を打つ。極限状況下での選択と葛藤、現代のトロッコ問題と同じく、そこには人間の本質が垣間見えるのではないだろうか。いい意味でSF過ぎず、切ない話だった。

    『危険! 幼児逃亡中』は、超能力という分かりやすく”SFらしい”ものを題材として扱った作品。
    華々しく見える超能力者たちの苦悩を描き、無邪気ゆえに残酷な運命を背負うことになった少女と、それを止めるために奮闘する大人たちの物語。プラン博士の回想を通じて見るジルの覚醒は、彼と同じく、美しくも恐怖を覚えるものだった。寂寥感溢れるラストも必見。

  • 以前読んだSF小説にて、「冷たい方程式」が引用されていた。SFファンとして読まずにいられないと思い、本書を手にとって見た。

    まず全体の構成について。9つの短編・中編が収録されている。中には、アシモフやアルフレッド・ベスターなど、SF界の巨匠のような作家の作品も登場する。彼らの作品はもちろん面白かった。

    けれど、それ以上に全体の構成が良い。

    1作目の「徘徊許可証」は設定の勝利。いきなり心を掴まれる。

    それから「ランデブー」「ふるさと遠く」と薄味の2作が登場。これが良い緩急をつけてくれる。

    そしてアシモフの「信念」。文句なしに面白い。直後に表題作である「冷たい方程式」。バランスの取れた良質なSF短編。決してハッピーエンドではない、痛切な余韻を残した。

    その後は、「みにくい妹」で古典ファンタジーが展開され、再び巨匠アルフレッド・ベスターによる作品「オッディとイド」。これもまた面白かった。

    そして終盤。超能力者の悲哀を描く「危険!幼児逃亡中」と、ロボットと法について描いた「ハウ = 2」の2作で締めくくられる。この2作を最後に持ってくるのがとても憎い。ちゃんとSFの王道を歩きつつ、物語として非常に秀逸。

    と言った具合に、構成がとても良かった。緩急をつけ、巨匠の作品を散りばめつつ、上昇していく感じ。

    それから、読後感が良いとは言えないような物語が多かった。通底するテーマは人間のどうしようもない未熟さ・情けなさ・性(さが)かな。シンプルなハッピーエンドばかりではないのが、個人的には好みだった。

    解説を読んで驚いたのは、収録された作品が50, 60年代のものばかりということ。優れたSF小説は色褪せない。

    総評としては、すべてのSFファンにオススメできる。古典SFの名作が連なる、秀逸な短編集だった。

    (ネタバレを含む書評は書評ブログでどうぞ)
    https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%92%E6%8F%8F%E3%81%8F%E5%8F%A4%E5%85%B8SF%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86_%E5%86%B7%E3%81%9F%E3%81%84

  • 【収録作品】「徘徊許可証」Robert Sheckley(シェクリイ、ロバート)/「ランデブー」John Christopher(クリストファー、ジョン)/「ふるさと遠く」Walter Tevis(テヴィス、ウォルター)/「信念」Isaac Asimov(アシモフ、アイザック)/「冷たい方程式」Tom Godwin (ゴドウィン、トム)/「みにくい妹」Jan Sturuther (ストラザー、ジャン)/「オッディとイド」Alfred Bester(ベスター、アルフレド)/「危険! 幼児逃亡中」C.L.Cottrell(コットレル、C.L.)/「ハウ=2」Clifford D. Simak(シマック、クリフォード D.)
    旧版からの2篇(表題作、「信念」)に新たに7中短篇を加えたSF入門書の新版とのこと。
    『BISビブリオバトル部 4』(山本弘)や『ひきこもり図書館』(頭木弘樹)で「冷たい方程式」を紹介していたので、手に取った。
     絶賛されているこの短編については、若者の愚かさと甘えの結果であって、気の毒なのはパイロットだと思う。問題提起としては魅力的か。
    「徘徊許可証」あまりにも牧歌的な村人たちの様子にブラックな落ちを想像してハラハラしながら読んだが、別の意味の皮肉に落としていてほっとした。
    「ランデブー」オカルトとも、ロマンスとも読める。
    「ふるさと遠く」少年がもっているものが気になる。
    「信念」発想の転換がユニーク。
    「みにくい妹」シンデレラの義姉たちの視点で語られた話。ステレオタイプな考え方ではある。
    「オッディとイド」本能は理性でコントロールできないという皮肉。
    「危険!…」異常に高い超能力をもった幼い子どもがもたらす制御不可能な暴走が生む悲劇。
    「ハウ=2」自立型ロボットによるロボットの量産による人間社会の危機。冷静なロボットの口調が怖ろしい。

  • SF史の中でも傑作と名高い表題作を含め、様々な作家の作品・全9篇を収録した短篇集。SF入門書としてはうってつけの一冊。SFの懐の深さが味わえる。

    ロバート・シェクリイ『徘徊許可証』
    惑星ニュー・デラウェア。母星である地球で戦争が起き、連絡が取れなくなって200年。地球帝国を名乗る人間から通信が入った。この星が地球的であるかどうかを調査しに来るという。市長が下した判断は漁師であるトムに犯罪者になれというもので──。

    この星はいたって平和。しかし、それは地球的ではない。逆を行く人間がいなかったら、正しい方向へ行く人間もいない。犯罪者が必要だ。そのために、市長はトムに徘徊許可証を与え、調査される前に殺人と窃盗をしろと義務を課す。殺伐とした話かと思いきや、牧歌的な星の雰囲気とトムの苦悩が絶妙。海外SFってごっついかなと思いきや、コミカルさもあって読みやすいし、アイデア抜群で好き。


    ジョン・クリストファー『ランデブー』
    妻・ヘレンを水難事故で亡くしたわたしは、社長のフレディから休暇として船旅を用意された。その船上で出会った老婦人・シンシア。彼女は火や飛行機を忌避していた。わたしが不思議に思って訊ねると、それは昔の婚約者との会話がきっかけのようで──。

    SFを読んでいたと思ったら、いつのまにかホラーを読んでいた。な…何を言ってるのかわからねーと思うが状態。シンシアの話に取り憑かれる。荒れる前の海のように、静かな狂気が満ちている物語。というか、妻を溺死で亡くした男に船旅はおかしくないか?!


    ウォルター・S・テヴィス『ふるさと遠く』
    内陸であるアリゾナにあるプールの老管理人が感じたのは、50年前に出会った海のなんともいえぬ古びたにおいだった。少年が金網越しに食い入るように見つめるプール──そこにはなんと巨大な鯨がいた。

    奇蹟としか表現しようのない光景。それが目の前にありありと浮かんでくる描写がいい。読んでいる内に自分の記憶にある潮の香り、海の広大さが物語と重なってくる。こんな場面に立ち会ったら、自分も言葉をなくしてしまうだろうなあ。6ページの鮮やかな掌編。


    アイザック・アシモフ『信念』
    物理学の教授であるロジャーは空中に浮かぶ能力を手に入れた。彼は物理の法則から外れたこの現象を相談・研究しようとするも、妻も博士たちも頑なに信じようとはしない。妻が呼んだ精神科医・サールもその現象を見て戸惑うが、ロジャーに本当の問題は何かと問いかける。

    空中に浮かぶという能力は空想や奇術ならいいが、本物を目の当たりにすれば変人か狂人かということになる。ロジャーは目で見たものさえ信じられない科学者たちに絶望する。そんな彼にサール医師は「理想や理論や先入観は、一度忘れたほうがいい」と諭し、問題はどこにあるかを考えさせていく。

    原理はわからないが存在する能力。まさに夢のような大発見が、冷たい目で見られるのがいたたまれない。しかし、まさにその信念を逆手に取った策は痛快の一言。サールのアドバイスが素晴らしい。これっていろんな意味で「宙に浮いた」問題を解決するのに役に立つ考え方だなって感じた。


    トム・ゴドウィン『冷たい方程式』
    血清を届けるために宇宙船から飛び立った小型艇。目的地へ向かうギリギリの燃料しか積んでいない船の中に密航者がいた!ルール上、密航者は船外遺棄。だが、それがたった一人の兄と会いたいがため、事の重大さを知らずに乗り込んだ娘だとしたら──。

    二人で目的地へ辿り着く方法は存在しない。娘を船外遺棄するか、燃料切れで墜落して血清を待つ6人もろとも死を迎えるか。
    「存在は秩序を必要とする。そして秩序はあった。やりなおすことのできない、変えることのできない自然の法則というものが。人間はそれを利用することを覚える。しかし、変えることはできない。」

    この冷たい方程式を人間の思いで溶かすことはできない。しかし、船外遺棄する方もされる方も人間なのだ。少女が己に迫る死を実感していく過程に胸が痛んだ。
    「いや、きみは臆病者じゃない。こわがってはいるけど、臆病者じゃないよ」
    人間の手ではどうすることもできないものが、人間を浮かび上がらせる物語。


    ジャン・ストラザー『みにくい妹』
    余命いくばくもない老姉妹。その妹・オーガスタは姉・ソフォニスバにかけられた汚名をそそぐため、とある告白を書き記していく。みにくい姉妹がたどった数奇な運命の物語について──。

    SFを読んでいたと思ったら、いつのまにか童話を読んでいた。な…何を言ってるのかわからねーと思うが状態。SFの自由度が感じられて面白い。人は何をもって「みにくい」と判断するのか。ただ確実に言えることは、時間とともに老いることだけは誰にも逆らうことのできない宿命だ。


    アルフレッド・べスター『オッディとイド』
    彼の名はオッディ。愛され、何不自由なく育ってきた青年だった。しかし、彼の周りでは異常としか言えない偶然が重なり続け、彼に幸運をもたらしていた。それは最高のギフトかと思われたが──。
    「これはモンスターの物語である。」

    もはや特殊能力バトルマンガのラスボス級の能力を持って生まれてきたオッディ。というか、ジョジョでラスボスの半生を振り返る時のやつー!大戦争を未然に食い止めるため、博士たちは彼が無自覚に発動していた能力を利用しようとする。だが、幸運であるということは誰かが不幸ということだ。トンデモ設定なのに、人間の本質を的確に突いてくるのがすごい。


    C・L・コットレル『危険!幼児逃亡中』
    8歳の少女・ジル。彼女は誰もいない町中を歩き回っていた。お人形!おもちゃ!お菓子!欲しいものがあふれている町!だが彼女は手にした自由と、その孤独の重さをまだ理解できない年頃だった。そんな彼女を追うのはなぜか兵士たちで──。

    放射性のちりを内蔵した爆弾が落下したという名目で町の人々を避難させたバティン大佐たち。それなのに、民間人を引き連れて町中へ入る大佐に違和感を抱くゴードン記者。追った先には危険すぎる少女との鬼ごっこが待っていた!見た目は可愛い子ども!ただしあらゆる超能力が使える怪物だった。

    普通の子なら欲しいものがあれば泣いてねだるのは当たり前。でも、彼女は欲しいものを手にできるだけの力がある。まだ死の意味すらわからない少女が振るう超能力ほど恐ろしいものはない。緊迫感あふれる描写と、ラストの寂寥感に胸が苦しくなる。


    クリフォード・D・シマック『ハウ=2』
    機械のおかげで週15時間労働になった世界。ゴードン・ナイトは余暇を使って物作りをする「ハウ=2(トゥー)」シリーズにハマっていた。説明書を読めばテレビ組立から手術まで自分でできるのだ。そこで彼は犬のセットを買ったはずが、届いたのはロボットで──。

    間違えて送られてきたロボットセットをナイトはまずいと知りながらも組み立ててしまう。それがどんなふうに“まずい”のかを想像せずに。ロボット・アルバートは超優秀!自ら手伝いロボットを作り出して、お願いしたことを何でもやってくれる。ああ、まさかあんなことになろうとは。バイバイン状態…。

    隣人・リーの言葉が印象深いので引用しておきます。現代社会でも時間を埋めるために、楽しいことじゃなくて楽なことをして、いいことをしてるように錯覚させられていることがあると思う。そういう“楽”を与えた時間がお金になるというのが皮肉だよね。

    p.338,339
    「楽だからだまされるんだ」とリーはいった。「楽だから、なにか有益なことをしているように錯覚してしまう。じっさいはだらだらと時間をつぶしているだけなのに。」

    「いまでは、みんなはものが必要だから作ってるんじゃない。就労時間はどんどん短くなってゆく、休みの時間はもらってもその使い方を知らない、そういうところから生じる空しさを埋めてくれるから、ものを作るんだ。」

  • 短編SFの歴史の中であまりにも有名になりすぎて表題作を今まで読んでなかったことに気づいて読んでみる。
    アンソロジーに収録されているのは50年代を中心とした作品群で、まさしく古き良き時代のSFであり短編であるためか初めて読むものばかりで新鮮。アシモフの「信念」とかベスターの「オッディとイド」なんてなかなかいい。初耳のコットレルの「危険!幼児逃亡中」なんてホラーとしてもいい。唯一表題作が時勢にあわなくなったテーマと表現に感じられる。たぶん80年代に読んでも古びた感じはすると思うのだけれど、性差別に敏感に反応する現代においては作品内部の思考過程がもはやアウトという感じ。これを読んで感情的にジーンとくるのは、いまどき爺さんしかいないだろう。当時は良かったというつもりはないけれど、テクノロジーの変化によってSFも驚く勢いで価値観が変容しているのかと実感する。現代は救い難いディストピア社会にも見えるし、テクノロジーの深堀りはサイバーパンクだし、民主主義は危機的だし、人類生存は危ういし、まさに今がSFだね。

  • 独創的な着想で描かれたSF短編集。表題作「冷たい方程式」は方程式ものというジャンルを生み出した傑作短編の一つで、その無慈悲な結末は賛否が分かれるものの至って合理的である。人間の規則ではなく、覆しようのない物理法則によって定められたルール、その絶対性はこの結末があるからこそ実感することであり、読み手に冷たい余韻を残す。他の収録作も傑作が多く、登場人物が役割の名を持ち、地球史に沿ってカリカチュアを演じる「徘徊許可証」や、超能力を持った少女が逃げ出すという、幼稚な破壊者を描く「危険! 幼児逃亡中」などは設定が面白い。「信念」は空を飛ぶことを信じさせるための心理的なトリックが面白く、安部公房の短編「空飛ぶ男」などはこれにインスパイアされたのかと思ってしまった。「ハウ=2」はロボットを通じて何でも組み立てられる社会が、一種のディストピアに傾く様を描いている。どの短編も馴染み深く、SF初心者でも読み解きやすい、入門に相応しい短編集である。

  • 2021年8月30日読了。伊藤典夫氏訳・編による、表題作を中心としたSFアンソロジーの再編版。「方程式もの」と呼ばれるジャンルを生み出したと言われる表題作を読みたくて読んでみた、いまいちな短編もあったが全体としては骨太で読ませる短編が多くもうけものだった。後書きで「SF五大短編」に関する記述もあるが、物語として面白いことはもちろん必要だが、長編になるとお話の読みどころはぜんぜん違うものになるだろう・と思われるキレのよさ、そして「この舞台で自分も書いてみたい」と読み手に思わせるような魅力的な設定、その後の物語がどうなるのだろう、ということが気になって仕方ない魅力的なオチ、といったものが少なくともSFの名作短編小説には必要なものなのだろう…。

  • SF史上に残る傑作短篇<冷たい方程式>を含む9篇のアンソロジー。アイザック・アシモフの<信念>はさすがのひとこと。起こっている事象そのものから、それに対する態度や関わり方に焦点が移り、科学と人間の本質について考えさせられる。表題作<冷たい方程式>は圧巻で、この短い小説でこれだけのインパクトと思惟的な深みが与えられることに驚愕した。心に強く残る結末、これだけで本書を読む価値がある。<ハウ=2>という最後の作品は、ロボット(AI)に人間の生きる意味を奪われていくという、おなじみのディストピアものだが、そこに至る過程は今の時代の私たちに通じるところがあり、未来社会と人間そのものについて、色々と考える契機になった。その他、ファンタジーやホラーっぽいものもあって多彩に楽しめた一冊。

  • 藤子不二雄Fの短編集や星新一を彷彿とさせる、ブラックユーモア満載のど真ん中SFアンソロジー。こういうの久しぶり。

  • 面白い〜!
    特に表題作の「冷たい方程式」は流石名作の風格があって圧倒的な完成度と面白さで傑作だと思った。

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