- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150119157
感想・レビュー・書評
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こんなことになるなんて…
どうしてウィリス作品の登場人物たちは人の話を聞かないんだろうか
どんでん返しがいつくるかないつくるかなと淡い期待をして辛いけど最期まで読んだ
喪失感
はあ…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々の再読で詳細忘れてたので、存分に楽しめた。作中に「タイタニックの教訓の一つは、船が沈む瀬戸際で大勢の人が自分よりも他人の命を救おうとしたということ」とあるが、この作品はまさにそこを踏襲している。出だしのどたばたコメディからこんな感動のフィナーレを迎えるなんて想像できないのも楽しいし、登場人物たちは類型的ではあるけど憎めないキャラばかり。また何年後かに再読しよう。
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上巻は第一部のスローな日常の反復描写のために、かなり時間がかかった。しかし第二部から、もっといえば下巻からはもう止まることはできなかった。もう、止まれるわけがなかった。そして着地、なんと見事か。
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ヴィレッジブックスにて読みました。
ハヤカワから復刊とのこと、喜ばしい。買います。
人生のベスト3です。
しばらく他の本読めませんでした。
圧倒的な読後感。
人に面白いよ、って話すのですが、内容全く伝わらない。もどかしい。 -
面白かった。
二日がかりで一気に読みました。
臨死体験が薬によって再現できる、という設定の元に認知心理学者の主人公が擬似臨死体験のプロジェクトに参加することになるのですが、そのうち自身がその被験者となり、そこで行った先は何とあの歴史上有名なアノ場所だった!と分かるところで第一部が終了します。この辺りで上巻の半分強、ここまでは多少冗長な展開なところもありましたが、そこから先の上巻の終わり、そして衝撃的な第二部のくくりを経て最後へと続くところはまさにノンストップノベルという感じ!訳者があとがきで作者コニー・ウィリスは常々日本の宮部みゆきだと言っているのだが、と書いてますが、まったく同感です。衝撃的な展開が第二部で来るのでその後どうなるのか、とても気になって気になって読み進めて、最後も裏切られませんでした。(最後に「え〜?」という展開の小説もありますしねえ)
医学ミステリやドラマぐらいの医薬品の名前や作用、アメリカのERの物騒さなど背景に忌避感がないのなら、読んできっと楽しめると思いますよ。久しぶりに海外翻訳物でアタリを引いた感じです。 -
第二部の終了後、驚愕と衝撃と、これが夢オチなら三文小説だ!と思った。
でも三部で粛々と話が進み、混乱と新たな謎に立ち向かって行く。
メイジーには何度も涙腺を攻撃されました。
ラストの58章は特にがつんとやられました。58章って!58!! -
臨死体験を科学的に解き明かすSF。
”科学的であること”に対する深い信頼と、それ自体がエンターテイメントになりうるという確信。
まさにSFとしか呼びようのない傑作小説でした。
本を読んでいるとたまに自分の読む速度が遅いのが悔やまれることがある。もっと読みたい、もっと先を知りたい!それなのにどうして私の読書スピードはこんなにも遅いのか!!
そんな憤りすら感じられるほど面白い。
面白すぎて、脳みそが蕩けてしまいそうなほど。