折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (ハヤカワ文庫 SF リ 5-5)
- 早川書房 (2019年10月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150122539
感想・レビュー・書評
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久しぶりの読書だったからなのか、中国の固有名詞が多かったからなのか、少し難しくてかなり時間をかけて読んでしまった。日本のファンタジーとも少し違う、AIや現代ならではの不思議な世界観。読書ってこんな感じだったな。これが私の積読をなくしていくきっかけになればいいな
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金色昔日が良かったので、こちらも読みました。
タイトルになっている、折りたたみ北京が良いです。中国の近未来は、まさにここに描かれているように想いを巡らせました。
中国大陸、敦煌、シルクロードに憧れていた中学生時代の感覚が蘇りました。 -
久しぶりの読む価値のあるアンソロジー
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/781907 -
「沙嘴の花」「童童の夏」「折りたたみ北京」「円」
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挙げられた中国のSFは全体的に、ハードSFというよりも、レイ・ブラッドベリの叙情系?という趣きの作品が多く、アジアの装いを一皮剥くと、ヨーロッパ由来の機械文明が顔をのぞかす印象で、それはそれで好み。
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ギョッとしたのは鼠年。Black mirrorでコンタクトレンズ着けてる兵士の話を思い出した。
絵が壮大だと思ったのは折りたたみ北京。インセプションの世界観に、魔女の宅急便のニシンのパイの感じ。
沈黙都市はオーウェルの世界観。
神様の介護係はもはや超高齢化社会において、SFじゃない感じで染みる。 -
BRUTUSの読書特集で何度か取り上げられていた中国SFアンソロジー。北京に行くことになったからと積読から取り出して出張のお供にしたけれど、アンソロジーなので、実際に北京が舞台になっているお話はごく一部。もっと早く読めばよかった。
中国語から英語に翻訳された中国SFを更に日本語に翻訳したというもの。この話ってこの国でそのままだとやばいんじゃないのって思うのもあるけれど、それぞれ翻訳される過程でちょっとずつモディファイされているのかな。
舞台になっている街をイメージできる話もあったり、巻末に紹介されている中国語の原典も読んでみたいなと思ったりしたけれど、俺の語学力だと無理だろうな。