- Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150123062
作品紹介・あらすじ
イーガン、ジェミシン、ストロス、ドクトロウ……。2000年代に発表された海外SF作品の粋をあつめた充実の年代別アンソロジー!
感想・レビュー・書評
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面白かった順に、
ドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」
レナルズ「ジーマ・ブルー」
グレゴリイ「第二人称現在形」
2000年代?最近でしょ?みたいに感じていたけれど、「シスアド」で時代を感じた。今もこういうシスアドの人たち居ると思うんだけど、いま自分が使っているサービスはほぼクラウドに載っている。この話を今書いたら、AWSの人も重要キャラクターで出てきたんだろうな。
しかし自分が年を取ったのか、すべてに「わあ! すごい!」みたいにはならなくて、デカかったり新奇なアイデアがある話なら面白いっていうものでもないのであった。人の気持ちが(テンプレどおりじゃなく)揺れる話がいいですねやっぱり。 -
2020年11月ハヤカワSF文庫刊。90年代海外SF傑作選から18年ぶりの刊行とか。そういえば、ゼロ年代の海外SFアンソロジーは、初読みかと。ダントツで暗黒整数が良い。懐かしき主人の声も面白い。姉妹編の2010年代も楽しみです。目次/エレン・クレイジャズ:ミセス・ゼノンのパラドックス、ハンヌ・ライアニエミ:懐かしき主人の声、 ダリル・グレゴリイ:第二人称現在形、劉慈欣:地火、コリイ・ドクトロウ:シスアドが世界を支配するとき、チャールズ・ストロス:コールダー・ウォー、N・K・ジェミシン:可能性はゼロじゃない、グレッグ・イーガン:暗黒整数、アレステア・レナルズ:ジーマ・ブルー
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国産SFアンソロジーの「ベストSF」や「日本SFの臨界点」に比べると、正直イマイチ。翻訳SFってそんなに落ち込んでたっけ? そんな中、テクノロジーの光と影を真正面から描いて、迷いのない「地火」が出色の出来。これが中華SFの勢いというやつか。あとはクトゥルーバカSFの「コールダー・ウォー」が楽しい。
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2023-12-16
「地火」「暗黒整数」以外は初読、のはず。それら含めて確かに傑作選。こららがもう20年近く前とは。
ライアニエミやっぱ好き。量子怪盗の続きが読みたい。 -
編者の橋本さんは知らないけれど
それなりに海外SFを楽しめた。それなりに? そうだね。あまり響かなかったかな、今回は。シリーズに期待しよう。 -
素敵な作家を開拓できる
・懐かしき主人の声
・第二人称現在形
・コールダーウォー
・ジーマブルー
がお気に入り -
海外作家さんの本を一冊丸々読むのは大変だから、短編集で作家さんの情報を収集できて有難い。
結果どれも楽しかった。