魔法がいっぱい! (ハヤカワ文庫 FT 36)

  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150200367

感想・レビュー・書評

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  • オズシリーズの中でも名前が出ていた「モーの国」のびっくりストーリー集です。ヘンテコだけど、のんびりまったりとした国へ、疲れた時には逃げ込みましょう。

  • ●ライマン・フランク・ボーム
    ハヤカワ文庫FT
    昭和56年11月30日初版
    昭和62年10月31日3刷

  • オズの魔法使いのボームによる連作ファンタジー。ボーム自身の記念すべき処女作でもあります。
    舞台となるモーの国は太陽は沈まずお菓子でできており、そこに住む人々は年も取らなければ死にもしない。必要なものはなんでも木に生っている。そんな夢の世界のような理想郷なのですが、そこではアレコレと騒動も起こるのです。
    王様の首がムラサキドラゴンに飲み込まれたり、モーの国に鋳鉄の大男が攻めてきたり、癇癪持ちの姫の癇癪を治すために魔女の元に旅立つ若者がいれば、足の親指を盗まれた姫は取り返そうとする。アベコベの国や巨人の国サル人間の国に迷い込んでの騒動などなど。
    でもどんな騒動に巻き込まれても、大変な目に遭っても、基本的にみんな幸せに楽しく過ごしているのです。なので読み終えた時のこちらの気持ちも楽しく幸せになっているのです。

  • 夢いっぱい。魔法というか、夢。
    子供の頃の夢がぎゅーって詰められていて、子供の頃に読めたらよかったなぁー。

    大人になってしまうってちょっと残念だなぁと思えてしまう。
    所々シュールに思えるのは、私が世界観に浸かれなかったからなんだろうな。残念。自分に残念。

    でもモーの国みたいな世界、いいなぁー。

  • 『オズの魔法使い』の作者名の処女作。
    でも出版されたのは『オズ』より後。

    モーの君が治めるモーの谷を舞台にした、スラップスティックなファンタジー短編集。

    モーの谷は、なんかお菓子でできてるみたいだったり、誰も死ななかったりで、なかなかシュール。
    若干ブラックでまぁまぁおもしろかった。

    でも、この邦題はあんま良くないと思うわ…。


    天野嘉孝さんの挿絵が素敵♪

  •  「オズの魔法使い」で有名ではありますが、実はボームはこんな作品も書いていたりします。むしろ処女作。

     お菓子でできてるモーの谷(国)を舞台としたファンタジー短編集です。わりとコミカル。天野さんがまだハヤカワでばりばり扉を書いていた時代なので、そっちの方でも涙モノだったりします。

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