- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150201388
感想・レビュー・書評
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マイルズにドラゴンを見せることができてよかった。でも、ベンの労力にもかかわらず、無策なところは残念。もうちょっとがんばってほしいな。善良だとは思うけど。
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「魔術師の大失敗」
ランドオーバー第3弾。
過去に魔術師クエスターの魔法で犬(しかも手足の先は人間)になったままの宮廷書記のアバーナシイ。
ついに戻し方が分かって、クエスターが魔法をかけるも失敗、アバーナシイをランドオーバーからアメリカに飛ばしてしまう。
飛ばされたアバーナシイはランドオーバーに戻れず、しかもそこには仇敵がいて−というお話。
アメリカに人間の姿に戻ってやってきたアバーナシイ。
1巻、2巻でずっと犬の姿だったアバーナシイがどんな顔なのか、テレビドラマか映画にでもしたら面白そうです。
是非みたいです。 -
魔術師の大失敗 (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 3)
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図書館で。
シリーズ3作目にしてもういいか…という気持ちになりました。多分好きな登場人物が居ないからだと思う。
主人公は頑張ってるけれどもまあ、主人公だし仕方ないよねって立場だし。魔術師は無駄に自信だけはあるけれどもポカばかりでトラブルメーカーだし、ヒロインは美人だけどある意味主人公を信じて付いてくるだけの存在で自分の意志ってのがあまり感じられないし。正直、彼女が彼にくっついてくる意味あったの?ただの足手まといじゃん…と最後の方は思いました。
同情すべきはワンコの宰相…じゃなくて書記ですが彼も物語を打開するほどの才は無いしな~
結局今度も困った時の魔女・竜のお助けかよ、という気がしたのでこのシリーズはまあもうここでイイかな。 -
お気に入りランドオーヴァーシリーズ第3巻。
今回の話が一番、面白いかも!
昔、魔術師のクエスターが書記のアナーバシイをある災難から守るために犬へと姿を変えさせました。しかし元へ戻すことが出来ず、アナーバシイは犬の姿のままに。
そんなある日、クエスターは元に戻す魔法が見つかった!と大喜びで渋る彼に魔法を掛けますが……なんと呪文中にくしゃみをして大変なことに。アバーナシイはベン王の故郷である現実世界のアメリカへ飛ばされ、代わりに奇妙な瓶がランドオーヴァーに来たのです。
ベン王とシルフのウィロウは、アバーナシイを連れ戻すために急いでアメリカへ旅立って……というのが概要。
さてさて役に立つのか立たないのか、ナゾな魔術師クエスターは相変わらずいい味です。でも、ものすっごく強そうな気もしますね。ドラゴンとあれだけ張り合えるんだから。
ドラゴンといえば!
ストラボもまたまた登場してきて、その役割がなかなか面白かったです。まさかクエスターのあんな魔法で降参するなんて~(笑。もだえる姿を想像するとカワイイかも?
それと実はベンのことを結構気に入ってるんじゃないの?なんて思ったりもします。口では散々言っていますが、今までの永い孤独の時を思えば、かなり愉しい遊び相手では……。
そしてベンがアメリカで弁護士をしていた時の良きパートナーであり友人のマイルズが、今回は一緒に冒険をします。これも面白い。マイルズ、柔軟性もあってなかなかいい人です。
そのうち、マイルズやエリザベスがランドオーヴァーに来て活躍して欲しいなあ……。