光と闇の姉妹 (ハヤカワ文庫 FT ヨ 1-4)

  • 早川書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150201555

感想・レビュー・書評

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  • むかし読んだのだけどもずっと探してた二巻をやっとみつけたので一巻から読みかえし。歴史と伝承と物語を交互にからめてくる体裁が、インテリミーハーにはたまらない。です。この歴史がこの伝説になりそれらをふまえて物語ができるのねなんていう筋をたどるのが文献研究めいてたのしい。予言に伝えられた「女王にして女王にならぬ」少女アンナの物語。つよいおんなのこがんばる。なんというか、いま女子のみなさんがすきそうな要素が多分につまってるのでアニメ化とかしたら流行るんじゃないかなあとおもう。おもしろいよ!

  • 光の姉と闇の妹。それは対決しない己の半身。ゲド戦記では影の統合の話でしたが、これは影との共存の話。同じ人間の側面同士(多重人格にあらず)が手を携えて生きていくのです。またこの本の構成は興味深く、一つの出来事を「神話/伝説/歴史/物語」と書き分けています。事実は一つでも、真実は人の数だけ存在するんですね。

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著者プロフィール

アメリカの作家。コルデコット賞を受賞した『月夜のみみずく』(偕成社)をはじめとする380冊以上の作品を出版。日本でも、ほかに、『きょうりゅうたちのおやすみなさい』などの「きょうりゅうたち」シリーズ(小峰書店)や、『みずうみにきえた村』(ほるぷ出版)など、多数が紹介されている。

「2022年 『あらしと わたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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