- Amazon.co.jp ・本 (669ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150204099
感想・レビュー・書評
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誘拐されたケビン(ガリオンの息子、次期リヴァ王)を取り戻すため、ザンドラマス(闇の子)のあとを追うガリオンら一行は、再び蛇の国ニーサへ足を踏み入れた。
予言の告げた「男ならぬ男」が仲間に加わり、アローン大陸を更に南下。
ベルガリアードのころ、特に注意すべき人種だったはずのマーゴ人も、狂人タウル・ウルガスがチョ・ハグに倒されたからか、風向きが変わってまさかの展開。
……まぁ、あの人物が登場した段階で、なんとなくの察しはついたけどね。
タウル・ウルガスの後継者の人柄は好感が持て、旅の仲間とならなかったのがちょっと残念。
まぁ(キャラクターがかぶるしなぁ、とメタなことを考えつつ)彼がクトル・マーゴスの王という立場もあるし仕方ないか。
何もかもが終わればきっと、ガリオンの良き友人の一人となるだろう。
さて、ザンドラマスを追いかけて、南から東へ向かう一行の前に次に立ちはだかるのは、マロリーのカル=ザカーズ。
一行を捕らえた将軍も「危害を加える気はない。信頼の証に武器の携行も認めよう」と言っている。どうやらザカーズに悪い感情はなさそうだけれど、彼が何を求めてガリオンらを捕らわえたのか?
度々現れるシラディスら、目隠しをした予言者たちの思惑はどこにあるのか?
きっと最後は<光>が勝利を納めるだろうと思いつつ、そういう小さな疑問のために次巻に手を伸ばす。
(しかし一冊一冊が分厚く纏まった時間も取れないし、で悶々しちゃう!!)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベルガリアード物語では敵(少し微妙な位置ではあったけど)だった人が、マロリオンでは仲間になる。
当たり前だけど敵と認識してるときと、味方だと認識しているときでは感じ方が全て異なり、さらに人となりが掘り下げられて好感が持てるようになるのが楽しい。
タウル・ウルガスとケルダーの関係は予想もしてなかったので驚いたし、ザガーズとの関係ももしかしたら変わっていくのでは?と期待もしている。
次の巻も楽しみ。 -
外国ではカナリ人気のファンタジーなのに何故か日本ではあまり有名ではないですね。かくいう私も表紙がhaccanさんじゃなかったら読まなかったw怪物出てきたり魔術出てきたりする本格ファンタジーですが、登場人物のキャラが立っててすごく面白い本です。
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マロリオン2冊目。