クシエルの啓示〈2〉灼熱の聖地 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
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本棚登録 : 108
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205195

作品紹介・あらすじ

謀反人メリザンドの息子にして王家の血をひく少年イムリールがさらわれた。長旅のすえメネケットで国王に面会したフェードルは、少年が遠くドルージャンに連れ去られたことを知る。だが、その地は闇の神アングラ・マンユを奉じる狂気の王が統べ、恐怖に支配されていた…。幼馴染みヒアシンスの解放をも目指すフェードルにさらなる苛烈な運命がふりかかる-刺激にみちた歴史絵巻、かつてない衝撃とカタルシスの第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • クシエルシリーズ第3部の2冊目。ドルージャン編は思ってたよりあっさり。もうひと悶着くらいあるかと思ったけど。まあでもここは話的には通過点だしこんなもんでもいいのかな。展開自体はサクサク進んで、今回の旅は大変ですね、と。

  • いくところまでいったというか、とにかくどうなのって話です(;・∀・)
    スカルディア奴隷時代よりもっとひどい。
    いくら天使様のお声だとは言え、そこまでするかと思います。。
    これが愛というならば残酷過ぎる…;;

    とはいえ、架空ヨーロッパのさまざまな国々や、遠くはアフリカのサバンナにある小さな町まで旅する様は、閉じ込められていた後ということもありなかなかに壮大。
    フェードルといろんな世界を見るたびは過酷ではあるが新鮮です。

  • ますます波乱万丈のフェードル。探し求めた王子を見つけ、次はいよいよヒヤシンスを救えるのか。

  • さらに過酷になっていくフェードルの環境。メリザンドの息子であるイムリールはどんな子だろうと思っていたらすごく良い子!イムリールの将来も気になりますが、やはりメインはヒアシンス!……で、あってほしいです。

  • 私の愛するジョスランはあんまり出番がなかったんですが(笑)。
    シリーズ中随一の暗さ、というだけあって、確かに暗いお話でした。まあ、でも、私はその手の話が大好きなので、ソレについては無問題。
    表紙の美少年は、やっぱり、イムリールだったのねー。展開的にそうだろうと思ってはいましたが。最初ツンツンだったのが、デレてからのイムリの可愛いこと(笑)。まだ10歳なのであれですが、そのうち、イムリはすごい萌えキャラになりそう。密航してまでヒロインについてきたイムリは可愛くてたまらんかった。まあ、それも、母親の血を受け継ぐ狡猾さの現われとして描写されているわけですが。
    ジョスランがいろいろと耐えている姿がストイックでセクシー、とか、どうでもいいことを考えている時点で私は駄目なのかもしれない。

    次回、第三部は完結ですね。
    本編はまだ続くわけですが、今後、邦訳されるのかなぁ。イムリ主人公の話をぜひとも読みたいです。

  • あまりに酷…フェードルの取らなきゃならない選択もつらいし、それについて行くと誓ったジョスランも、今回はむごい役割を負うことになる。ドルージャンはまさに狂気の地でした。でも虐げられていたものたちが手を取って反旗を翻すっていう展開はかなり胸熱!10歳にしてあんな狂気の沙汰みたいなところに閉じ込められてしまったイムリールはそりゃ毛を逆立てた猫みたいになるよな…。しかしフェードルとジョスランに挟まれて旅をするうちにもとの快活で聡明な少年に戻っていく、その様はほんとほのぼのする。無我夢中で読んだ!さて次巻はヒアシンス解放に向けての旅が本格化するけど、それでフェードルの旅路も終わるんだよな…。ああ〜〜めっちゃ読みたいけど読みたくない〜〜!!

  • 9月19日読了。

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