マイルズ卿ものがたり (ハヤカワ文庫 JA サ 1-6)

著者 :
  • 早川書房 (1996年2月1日発売)
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150305420

感想・レビュー・書評

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  • 自分の中で英国ブームだったときに読みました。独身の貴族、マイルズ卿の周りに起こるへんてこな、そしてラブリーなお話(マンガ)です。

    憧れの未亡人、サラ夫人とお近づきになるべく、卿はいろいろと考えてみるのですが、なかなかうまくいきません。ちょっと森見登美彦さんの「夜は短し」テイストですね。友人で社交家のペンディントン卿にいろいろと相談を持ち掛けられたり、面倒を持ち込まれたり…と笑えます。侍従はちっとも言う事を聞かないし。

    かつら、猟犬、女性へのプレゼント等、英国貴族の趣味(とちょっとだけのマナー)も楽しめます。憧れのサラ夫人にはなかなか近づかないのですが、各エピソードの中盤がなかなかメルヘンチックで好きなのでこの☆の数です。

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著者プロフィール

大阪府高槻市出身、石川県金沢市在住。1975年、『花とゆめ』掲載の「再婚狂騒曲」でデビュー。以来、白泉社、小学館など幅広い雑誌で活躍。英国を舞台にした作品のほか、さまざまなファンタジーや日本の怪談・説話を素地にした作品も多い。『闇夜の本』『バジル氏の優雅な生活』『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』『水の森奇譚』『芋の葉に聞いた咄』『磯の貝に聴いた咄』『堤中納言物語』『伊平次とわらわ』など多数。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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