- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150306038
感想・レビュー・書評
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帝国暦955年、幻炎作戦において圧倒的勝利を収めたアーヴによる人類帝国は、残存する人類統合体の艦隊を制圧すべく、新たな艦隊を編成し、狩人作戦を開始した。
狩人第四艦隊に所属するバースロイル艦長ラフィールは艦隊司令長官によって、またも領主代行を命じられる。
ジントと共に惑星ロブナス?に向かったのだが、そこは……。
二人の絆が試されるスペースオペラ、第二幕ここに!
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2006
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このシリーズを読むと、ついついアーブ語(作中に出てくる言語)が脳裏によみがえる。
ファンタジーに付き物でありながら、ずっと無視され続けてきた「言語」の問題。
それに真正面から挑んでいる。
この巻では、シリーズで今まで積み重ねてきたテーマが、一気に噴出する。
主人公二人の、少年期の終わりが描かれる。
SF的設定でしかありえない、二人の関係性がとても切なくなる。 -
艦隊司令長官によって、またしても領主代行に任命されたラフィールは、ロブナスへと向かった。しかしロブナスは囚人の収容所であり、自分こそが代表者だと主張する人物が4人もいたのだった。事態を収拾するため地上へ降りた領主副代行ジントは、しかし反乱に巻き込まれ囚われの身となってしまう。<br>ジントが囚われながらも領主代行としての責務を果たそうとするラフィール。だけど心の中ではずっとジントのことを思っていて。ラフィールがこんなにジントに対して熱くなるのはちょっと意外だった。特に終章の会話とか。