- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150306717
作品紹介・あらすじ
グイン出陣す!ナリス新政府とレムス政府との対立は、すでにパロのお家騒動の枠をこえて各国の思惑を刺激する動きとなっていた。そんな戦乱の時代の予感が中原を重苦しく覆うなか、それまで外国内政不干渉を原則としていたケイロニアがついに動いたのである。いっぽう、同時期に出兵した、イシュトヴァーン率いるゴーラ軍は、山中で思わぬ仇敵に遭遇し、はやくも戦闘に突入していた。二巨頭の動向が風雲急を告げる新展開。
感想・レビュー・書評
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パロを挟んでのイシュトとグイン。
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グインがいよいよ動き、周りの人達もグインに会いに来る。
ようやく、グイン中心に物語が動き出した感じですね。 -
大分国家同士の話になっているので、情の入る余地が少ない展開です。
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ヤーンの翼―グイン・サーガ(80) (ハヤカワ文庫JA)
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おえっ、気持ち悪~。カリスマ性に傷付くよ。こんな風に変ってしまったらイシュトに心酔する人々が段々離れていってしまうんでないかなぁ。なんか、グインが登場するからには何があっても大丈夫な予感。出来るだけ早くナリス陣営に味方してやって下さい。
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なんともイライラさせる人だ。ディーン、いや、マリウス。いきなり戻ってきたかと思うと、またしても淫魔につかまりそうになる。穂bんとうに人騒がせな人だが、このように要所要所に現れるということは、これからまた人活躍していく登場人物になるということであろう。
そしてこの人が出てくれば、次はグイン。パロとの自由国境に迫ったグイン軍に、ナリスから、そしてレムスから使者が頻繁に訪れる。
どちらの使者も一度は体よく追い返したが、ナリス側からはナリスに次ぐ首謀者であるヴァレリウスが直接訪れる。ヴァレリウスとグインの会談が行われ、グインのパロへの関与の方向性の輪郭が見えてくる。
そんな中ゴーラ王イシュトバーンは謎の軍勢を駆って横槍を入れてきたタルーの探索に余念がない。サンガラ山中で遂にタルーを生け捕りにしたイシュトは、タルーが集めた謎の軍勢の情報を元に、更に兵を自由国境の町イレーンに進める。そしてそこで得た謎の軍勢の正体。屍の軍勢の一言にその背景にある不気味な存在を知りながら、さらにパロへの道を急ごうとしている。
いよいよ、パロの両軍にケイロニア、ゴーラが入り乱れての戦乱の予兆が・・・。
4軍の今後の動向はどうなっていくのか??
グインサーガ80 -
久々にグインサーガです。80巻か、今もう何巻?っていうか、久しぶりで、また、はまります。今回は、グインと、ヴァレリウスの会見。饒舌で、生き生きとしたヴァレリウスが久しぶり(最近、ナリス様の鬱々とした感じが移っていたようなので)微笑ましい。やはり、グインは主人公であり、ヒーローです。
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栗本薫のグイン・サーガシリーズ80作目。マリウスはユリウスに捕まりそうになるが、イェライシャに助けられ、そのままイェライシャの元にみを置くことにする。イシュトバーンはタルーを見つけ出し、拷問にかけるが、黒幕が誰だか聞き出せない。一方グインは、バレリウスと会談を持つ。<BR>
どうやら、イシュトバーンが戦ったのは死者で構成された軍隊だったようだ。こんなところにグラチウスが絡んでいるのか。話がややこしくなっていくだけのようだけど、単にイシュトバーンの出番を遅く死体固めの作者の取った手段なの?2006.6.28読了